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シュウマイの地位はもっと向上していい

2018/12/6(木) 19:00配信

メシ通

シュウマイの地位は低いのでは?

シュウマイ(焼売)。それは、日本人ならほぼ間違いなく誰でも知っている中華料理のメニュー。そして大半の人が“おいしい”というイメージを持っているだろう。

しかし好きな食べ物ランキングには入らないし、お祝いの日のごちそうにもならない。認知度に比べて、シュウマイの地位は低いのではないだろうか?そんな現状を変えるために、シュウマイの布教活動を続ける男がいる。“シュウマイ潤”こと種藤潤さんだ。彼のシュウマイへの深い愛と地道な活動が実を結び、2018年5月にはテレビ番組『マツコの知らない世界』に出演。あのマツコ・デラックスさんにシュウマイの世界を説いた。

今回は、そんなシュウマイ潤さんにシュウマイの魅力やトレンド、シュウマイの可能性などを余すことなく語ってもらった。これを読み終わる頃には、きっとあなたもシュウマイを食べたくなるだろう。

話す人:シュウマイ潤さん
1977年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。本業はフリーの編集者・ライターで、日本のローカルやオーガニックをテーマに活動中。

シュウマイの専門家がいない!

待ち合わせ場所に指定されたのは、東京・渋谷にある「miniyon 坂ノ上」。フレンチ出身のシェフが作る和食と自然派ワインがウリのビストロだ。なぜかのれんには、デカデカと「焼売(しゅうまい)」の文字が。中はビストロ風の店内。間接照明を使ったおしゃれな雰囲気で、正直シュウマイには似つかわしくない印象。ここでシュウマイが食べられるの……?

── 今日はよろしくお願いします。まずはシュウマイを好きになったきっかけと「シュウマイ潤」を名乗るまでの経緯を聞いていいでしょうか。

シュウマイ潤さん:僕は神奈川県生まれなので、小さい頃からシュウマイを日常的に食べていました。神奈川県民にとってシュウマイは、ソウルフードみたいなもんですよ。でもそれはあくまで“崎陽軒のシウマイ*1”なんですよね。横浜に崎陽軒の本社があることもあって、みんな崎陽軒のシウマイは食べるし大好きだけど、シュウマイそのものに対しては意外と反応が薄いというか……。

── 言われてみればそんな気もしますね。

シュウマイ潤さん:かくいう僕自身もシュウマイのことはあまり知らないなと思って、それでシュウマイの食べ歩きを始めました。仕事柄、全国各地に行く機会があるので、そのたびにシュウマイを食べていたら、その土地の食材を生かした個性派シュウマイや、全国的にはマイナーだけど地元民にはすごく愛されているシュウマイがあることに気づいたんです。餃子とは違うシュウマイならではの文化の根付き方があったというか。それでシュウマイの専門家に話を聞きに行こうと思ったんですね。そしたら点心や中華、餃子の専門家はいるんですけど、シュウマイの専門家はいなくて。だったらもう僕が専門家になっちゃうしかないなと。

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最終更新:2018/12/6(木) 19:00
メシ通

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