ここから本文です

スマートグラスで収穫体験・ドローンで薬剤散布…「スマート農業」広がる

12/6(木) 7:00配信

日本食糧新聞

日本の農業を成長産業に変革するための動きが活発化している。ロボットや人工知能(AI)、ICT(情報通信技術)などの先端技術を活用することで、農作業における省力・効率化が可能になる。農業従事者の高齢化や人手不足を新技術で補い、生産性の向上につなげる「スマート農業」が動き出した。

パーシテックは産地と消費者をインターネットで結ぶ新しい収穫スタイルを提案する。消費者がWeb画面上で指示した野菜や果実が、産地で働く作業者のスマートグラスに共有される仕組み。消費者は音声通話で産地スタッフと交流しながら収穫体験ができる。

スマートグラスなどのハード面はエプソンが、ソフトウエアはIT大手のオプティムが支援する。当初は高齢化が進む生産者の技術伝承ツールとして開発されたが、遠隔でリアルタイムに大都市マーケットと産地を直結する新たな農業サービスとして需要取り込みを目指す。

ドローンを使った農業支援も進んでいる。ナイルワークスは農業用ドローンで薬剤散布と生育診断を同時に行う精密農業の実現に取り組む。ドローンを作物上空30~50cmで飛行させ、薬剤の散布量を抑える。作物の生育状況もリアルタイムで診断。得られたデータを解析すれば、1株単位の精度で最適量の肥料・農薬を散布できる。

農薬・種子で世界最大手の独バイエルも日本市場でドローンビジネスに乗り出す。日本における農業関連事業を担うバイエルクロップサイエンスが中国のXAG社と協業し、新しい農薬散布技術の開発や農業経営の支援を行う。ドローンの販売を含め、19年度から事業を開始する。

日本食糧新聞社

最終更新:12/6(木) 7:00
日本食糧新聞

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ