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うぐいすライン通行再開まで3カ月超 市原の再生土崩落道路

12/6(木) 11:13配信

千葉日報オンライン

 千葉県市原市大桶で先月6日、埋め立て中の再生土が大量崩落し、斜面下の市道に流れ込んだ事故で、千葉県は5日、事業者による土砂の移動と安全対策に時間がかかり、市道の通行再開まで最短でも3カ月余りが必要と明らかにした。同市道(通称うぐいすライン)は地元の幹線道路で、影響が長期化する。一方、同事故を受けて県が実施した緊急点検では、崩落につながる恐れのある埋め立て現場が、他にも相次いで見つかった。

 県森林課・廃棄物指導課によると、市原市大桶の現場の埋め立て申請事業者に対し、埋め立て中止と復旧を行政指導し、事業者が先月21日に復旧措置の計画書を提出。今月3日に復旧工事を始めたという。しかし、不安定な状態の土砂は約3万6500立方メートル分と膨大。事業者が、埋め立て許可(太陽光パネルの設置用)を受けている敷地内などへの移動を終えるには、計画通りにダンプカー5台を1日約20往復させても、3カ月強が必要という。

 市道と接する場所には今後、土のうを積んだ防護柵(高さ約2メートル、幅約25メートル)を設置。雨水を逃がす調整池や水路も必要で、さらに時間がかかる恐れもある。

 排水設備はこれまで不備のままで、崩落の一因となった可能性がある。県は2016年12月に埋め立てを許可したが、昨年6月~今年9月の間、排水設備や土砂搬入量の確認が不十分だったことも、県議会の立憲民主党の質問で判明した。

 一方、他の埋め立て現場の緊急点検では、亀裂や湧水が見つかった現場が長南町、木更津市、市原市内に各1カ所あった。この3カ所を含む34カ所では県の指針よりも傾斜角度が急だった。過去に一部崩落が生じて改善されていない現場も長南町、多古町、千葉市若葉区に1カ所ずつあり、県はいずれも是正を求めるとした。

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