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足が速くなる秘訣は“裏モモ”にあり、赤星・片岡ら盗塁王に学ぶ走り方のコツ

2018/12/6(木) 12:10配信

VICTORY

セ・リーグで5年連続盗塁王(2001-2005)の元阪神タイガース、赤星憲広、パ・リーグで4年連続盗塁王(2007-10)の元西武ライオンズ、片岡易之。どんなに警戒されていても高い確率で盗塁を決める、そのスピード感、躍動感が心に焼き付いている方は多いのではないか。両者とも、プロ野球選手としては小柄ながらもそのスピードで強烈なインパクトを我々に残した。今回はこの2人の盗塁王が共通して使っていた武器を、プロ野球選手など約20種目のプロ選手や日本代表選手のトレーニング指導をしている、中野崇氏に解説頂きます。

盗塁は奥が深いものの、まずは猛烈なスピードが不可欠!

 盗塁は、単純に見えて実は非常に奥の深い世界。単に走るのが速いだけでは成功できないと言われます。相手バッテリーとの駆け引きという要因が絡んでくるからですね。 とは言っても、やはり根本的にはスピードがなければ4年や5年連続で盗塁王を獲得することは不可能です。なぜなら必ず相手が警戒し出すからです。何年も連続で盗塁王を獲得できるような選手は、やはり猛烈に速い。だから絶対的にまずスピードを身につける。チームでナンバーワンの走力を身につける。駆け引きが成功か失敗かを左右するのはその後です。

スピードのある選手が必ず発達している筋肉

 脚の筋肉には、アクセルとブレーキを担当するものがあります。非常に大まかに分類すると、前モモ(大腿四頭筋)と外モモ(中臀筋)はブレーキ、裏モモ(ハムストリングス)と内モモ(内転筋)はアクセルです。 (※外モモと内モモは直接的ではなく筋肉の繋がり上の分類。)スピードがある選手は、必ずこのアクセル筋が非常に発達しています。メインアクセルは特に裏モモの筋肉ですが、中でも上半分が重要です。赤星選手も片岡選手もこの部分が抜群に発達しています。

階段を登る時に前モモが疲れてしまう人は要注意

 ではアクセル筋を鍛えれば、スピードが上がるかというと、そう単純ではありません。アクセルの邪魔をするブレーキ筋という存在があります。ブレーキ筋の代表が前モモにある大腿四頭筋という筋肉。坂道を下ったりする時に膝が疲れてくる感覚の正体です。 走るとき、この前モモが働いてしまいブレーキをかけることが多いのです。これには上半身の角度や股関節の状態などいろんな要因が関わってくるのですが、階段を登る時などに前モモが疲れてしまうタイプの人は要注意。かなり前モモが使うクセがついてますから、走るときも無意識にブレーキをかけながら走っている可能性が高いです。

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最終更新:2018/12/6(木) 13:10
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