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本格スーパーが再び都心へ…港区に30年ぶりに出店した理由は

12/6(木) 20:00配信

日本食糧新聞

有力食品スーパーが、売場面積1000平方m規模の都心小型店の開発を活発化させている。サミットが都心小型店の1号店と位置付ける「サミットストア三田店」(東京・港区)を11月21日に開店したのを皮切りに都心攻略に本格的に乗り出した。ライフコーポレーションもJR田町駅と直結の大型複合施設内に12月4日開店の「ライフムスブ田町店」で港区に初進出し、未来の首都圏ライフを担う都心型店の確立を目指す。

都心ではコンビニエンスストアほどの150平方m規模の小型スーパーはすでに展開しているが、サミットやライフは生鮮や惣菜を充実した本格的なスーパーで競争力を発揮し、人口の多い都心で店舗網を構築して成長を図る。

サミットの竹野浩樹社長は、30年ぶりに港区内に再進出した三田店を「都心進出の先陣となる店」と位置付ける。都心進出について「採算など固定観念にとらわれていた。商圏人口の密度が濃いので、投資が1.5倍でもかまわない。惣菜の強化で粗利益も高くなるのでコスト吸収力もある。都心の近くに展開してきた当社には、小型店のノウハウや知恵がある」と話す。今後の都心での出店も「居抜きも含めて3~4店くらいのペースで増やしたい」と意欲を示す。

三田店内は1階の売場の先頭にオープンキッチンのインストアベーカリーを大きく打ち出し、出来たて感を訴求する。横に隣接してサービスカウンターを、その奥にレジを配置した。

ベーカリーを囲むように壁面で惣菜や寿司など即食商品を中心に揃える。続く壁面に飲料やデザート、乳製品を扱う。酒やコメは陳列棚で展開。2階は生鮮品と調味料など加工食品や雑貨、試食コーナーを置いた。

サービスでは案内係、イートインコーナーも設けた。同店の商圏は半径0.5km内だけで世帯数1万弱と分厚い。売場面積991平方mに、アイテム数8212品を扱い、生鮮と惣菜、ベーカリーを合わせて売上構成比48.8%と想定。年商は20億8000万円を見込む。

ライフのムスブ田町店は売場面積1175平方m。年商27億1000万円を見込み、オフィスと商業の大型複合施設内で、そこで働く従業員の朝食やランチ需要、周辺住民の幅広いニーズに対応する。

そのほか都心では、いなげやも7月に飯田橋店を小学館の倉庫跡を活用した複合施設内に出店した。

日本食糧新聞社

最終更新:12/6(木) 20:00
日本食糧新聞

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