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息災願い肉の争奪戦 君津・諏訪神社で奇祭「ししきり祭」

12/6(木) 11:37配信

千葉日報オンライン

 鳥獣から農作物を守る願いを込めて行う神事「ししきり祭」が5日、君津市清和市場の諏訪神社(石井昭平宮司)で行われた。神事の最後に、食べれば無病息災の御利益があるという肉を奪い合う慣例があり、老若男女が争奪戦を繰り広げた。

 作物を荒らすイノシシやシカを11月26日から10日間かけて狩猟し、最終日の12月5日に獲物を神前に供えたのが始まりとされる。農耕の神を祭る諏訪神社の信仰の一つで、いつから始まったかは不明だが、少なくとも江戸時代には行われていたという。御狩祭(みかりさい)とも呼ばれ、県の記録選択文化財に指定されている。

 現在は鶏肉を使い、社家(しゃけ)という神事に立ち会う家の主人がかみしも姿で肉をとりわけ神前に奉納。肉の入ったおけが社殿の外に運ばれふたが解かれると、待ち構えていた住民の争奪戦が始まり、おけはあっという間に空になった。

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