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女性の結核を見落とす…医師が陰影に気付かず 県立がんセンターが謝罪 カルテにレントゲンの記録もなく

12/6(木) 23:01配信

埼玉新聞

 埼玉県立がんセンター(伊奈町)は、結核を見落とした女性患者との接触が把握できた人を現時点で職員63人、患者65人としている。女性の担当医や看護師、同室や同病棟に入院していた患者が含まれている。この128人については、保健所の指導を受けながら、結核感染の有無を調べるための血液検査をすでに始めた。今のところ感染は確認できていない。

女性の結核を見落とす…女性と接触は128人 県立がんセンターが謝罪 初診の3カ月前には発症か

 見落としの原因は、レントゲンを撮影したものの担当医が肺の陰影に気付かなかったためで、カルテにはレントゲンを撮影したという記録もなかったという。

 同センターは再発防止策として、レントゲンの画像診断を行った場合は担当医が所見を確認し、カルテに記録することが必要条件であることを改めて全医師に徹底。

 また今回は担当医一人しかレントゲン画像を確認しなかったため、今後は複数人でチェックを行えるよう、担当医以外の者でも画像の異常に気付いた場合は担当医や放射線科医に連絡することとした。

 坂本裕彦病院長は「本来医師のすべきことの原則を、十分に徹底できていなかったことが今回の原因。画像診断結果を主治医が確認していない場合、電子カルテにアラート(警報)が表示されるよう、システムの改造も行いたい」と述べた。

 女性や女性の家族は、センター側の謝罪に「こういうことを繰り返してほしくないので、全国の病院も含めて啓発の役に立ててほしい」いう旨の話をしたという。

最終更新:12/6(木) 23:32
埼玉新聞

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