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採用汚職事件 町議に渡した100万円、贈賄側は返金「期待せず」

12/6(木) 14:14配信

西日本新聞

 京築広域圏消防本部(福岡県豊前市)の採用を巡る汚職事件で、高校生の息子の採用を依頼し、贈賄容疑で逮捕された飲食店経営吉元健人容疑者(42)が、あっせん収賄容疑で再逮捕された同県築上町議の吉元成一容疑者(61)に手渡した100万円について「(当初から)返金されると思っていなかった」と供述していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。

 吉元町議は100万円を借金名目で要求したが、借用書はなかったという。県警は、採用を働き掛けた見返りの賄賂だったとみて裏付け捜査を進めている。

 吉元町議は、来年度の消防士採用試験で、吉元容疑者の高校生の息子を成績にかかわらず採用するよう消防本部幹部に働き掛けた謝礼として、10月9日に現金100万円を受け取った疑いが持たれている。

 捜査関係者によると、吉元町議は9月上旬、吉元容疑者から採用に関する働き掛けを依頼された後、「100万円を貸してほしい」と要求。吉元容疑者が返金されないと考えていただけではなく、吉元町議も当初から返済の意思がなかったとみられ、返済期限も設定されていなかったという。

 県警は6日午前、築上町役場の議会事務局を捜査員約20人態勢で家宅捜索した。

西日本新聞社

最終更新:12/6(木) 14:14
西日本新聞

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