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仏政権「来年中は増税せず」デモ沈静化図り譲歩

12/6(木) 15:37配信

読売新聞

 【パリ=作田総輝】フランスで燃料税引き上げに抗議するデモが相次いでいる問題で、マクロン政権は5日、2019年中の燃料税の引き上げを断念した。4日に増税延期を発表した後もデモ収束の気配が見えないため、わずか1日でさらなる譲歩を示した。

 ドルジ環境相が5日、仏BFMテレビに出演し、ガソリンと軽油の増税について「19年中は行わない」と表明した。ドルジ氏は「デモ参加者の不満を和らげるため」とも説明した。

 マクロン政権は4日、デモの沈静化を図るため、19年1月に予定していた増税を6か月延期すると発表していた。しかし、インターネットの交流サイトでは8日にパリで予定されているデモへの参加を呼びかける投稿が続き、「求めているのは延期ではなく廃止だ」など不満の声も上がっていた。

 抗議デモは11月17日から土曜日を中心に断続的に行われ、計4人が死亡した。今月1日の大規模デモでは、治安部隊との衝突などで260人以上が負傷した。

最終更新:12/7(金) 23:37
読売新聞

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