ここから本文です

入管法改正審議大詰め…技能実習生制度の問題点は 不法滞在の中国人の一部「働くの悪いとは」 北海道

12/7(金) 19:05配信

北海道ニュースUHB

UHB 北海道文化放送

 北海道木古内町で、不法に滞在したとして中国人の男女11人が逮捕された事件で一部の中国人は「日本で働くのが悪いと知らなかった」と話していることがわかりました。7日にも成立する見込みの、外国人の受け入れを拡大する改正法。どんな未来が待っているのでしょうか。

 この事件は11月、道南の木古内町で滞在期間を過ぎて暮らしていたなどとして、王春月容疑者ら中国人11人が入管難民法違反の現行犯で逮捕されたものです。

 その後の取材で中国人の一部が「日本で働くことが悪いとは知らなかった」と話していることが分かりました。

 一方で別の中国人は「入管に出頭しようとした」と話していて、警察は違法性をどう認識していたのか調べています。

 7日、中国人が6部屋を借りて生活していたアパートでは部屋に残されたトランクや家財道具が運び出されました。

 関係者によりますと、この部屋には9月から中国人が住んでいたとみられています。

 国会は、法案の審議が大詰めを迎えています。

 立憲民主党 有田芳生参院議員:「この日本に来て大変な思い、苦しい思いをして日本で亡くならざるをえなかったか、あなた方はその現実を知らないだろう」

 参議院法務委員会では6日の質疑で技能実習生が3年間で自殺や凍死、溺死などで69人が死亡している法務省の内部資料を示し、政府を追及しました。

 北海道関連でもここ5年で失踪者は約2倍に増え、昨年度は88人に上っています。

 今回議論の中心になっているのは、外国の技能実習生。

 11月、ベトナムの駐日大使が、根室市の水産加工場で働くベトナム人実習生の現場を視察しました。道内での技能実習生はここ5年で1.4倍で増加の一途をたどっていて、道内ではすでに必要不可欠な存在です。

 専門家は、いまの技能実習制度の問題点を指摘します。

 外国人技能実習生問題弁護士連絡会 小野寺信勝共同代表:「長時間労働や最低賃金違反の労働、強制帰国、暴力など(問題)がある。技能実習は転職ができない。いまいる企業で違法労働があっても転職ができない。だから働かざるをえない」

 法改正の議論で重要なことは…。

 外国人技能実習生問題弁護士連絡会 小野寺信勝共同代表:「技能実習制度を廃止して新たに非熟練(単純)労働者を受け入れるべき。そうすると、転職の自由が出て違法労働を強いられない」

UHB 北海道文化放送

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ