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河野外相年またぎ2度訪露へ 領土交渉地ならし 「共同宣言」祖父の志継ぎ

12/7(金) 7:31配信

毎日新聞

 河野太郎外相はロシアを今月と年明けにそれぞれ訪問し、ラブロフ外相と会談する調整に入った。来年1月下旬に予定される安倍晋三首相とプーチン大統領の首脳会談に向け、北方領土問題を含めた平和条約締結交渉の地ならしを目指す。

 首相とプーチン氏は今月1日、アルゼンチンで会談し、両外相を「交渉責任者」とすることで合意した。日本政府は最速で、1月の首脳会談での条約交渉の大枠合意を目指しており、政府関係者は「外相間で2回は会談しなければ領土問題の進展は難しい」と指摘した。

 河野氏の祖父・一郎農相は1956年、ロシアの前身・ソ連の最高指導者のフルシチョフ共産党第1書記と3日間にわたって会談し、同年の日ソ共同宣言締結に道筋をつけた。ラブロフ氏は領土問題への強硬派として知られるが、外務省幹部は「ロシア側は、日ソの関係改善に尽くした『河野家』の看板に一目置いている」と期待する。

 河野氏は4日の記者会見で「領土問題を解決し、平和条約を締結する政府方針に基づき、粘り強く交渉したい」と意欲を示した。周囲にも「祖父が60年前にクレムリンに行ってから、領土問題は日露の宿題になっている。孫の自分の代に解決したい」と語る。【小山由宇】

最終更新:12/7(金) 14:13
毎日新聞

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