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巨人・山口俊 現状維持の3億円超で笑顔のサイン

12/7(金) 16:32配信

東スポWeb

 今季は救援も務めた巨人・山口俊投手(31)が6日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸3億円超で新たに2年契約を結んだ。1年前には自身が引き起こした泥酔暴行事件で3億円に上る巨額の“制裁金”を科せられたが、2年契約の最終年だった今年の活躍を評価された格好。失った信頼だけではなく、経済的な損失も取り戻した。V奪回を目指す巨人は同日、マリナーズを退団した岩隈久志投手(37)の獲得も発表した。(金額は推定)

 球団側との契約交渉を終え、会見場に姿を見せた山口から思わず笑みがこぼれた。「サインさせていただきました。すごくいい評価をしていただき、来季のモチベーションになる契約をしていただきました」

 2016年オフにDeNAからFA宣言し、伝統球団の門をくぐった移籍1年目の17年7月に、自ら起こした不祥事で大きくつまずいた。酒に酔った状態で暴行トラブルを起こし、シーズン終了まで出場停止。ペナルティーは契約面にも及び、契約年数は3年から2年に短縮され、罰金と減俸額は合計3億円近くに上っていた。1年目は“タダ働き”同然となり、移籍時に結んだ3年10億円の契約は実質的に2年で3億円程度まで大幅カットとなった。

 その後も右腕への風当たりは強かった。昨オフの段階では「成績次第では契約が満了する今季限りでクビではないか?」とまでささやかれた。そんな崖っ縁で迎えた契約最終年の今季、信頼回復に燃えるタフネス右腕は開幕からフル稼働。エースの菅野とともに先発ローテーションを支え、ノーヒットノーラン(7月27日、中日戦)を含むチーム2位の6完投で9勝(9敗)をマーク。9月にはチーム事情で配置転換され、守護神として1セーブを挙げた。

 そして年俸3億円超で新たに2年契約。紆余曲折を経て、損失分はほぼ相殺される計算だ。さらに来季は先発を“確約”され、原監督の期待の大きさを物語るように、背番号も指揮官の発案でDeNA時代に背負っていた「11」へ変更となる。失った給料をほぼ取り戻し、役割まで保証されれば表情が緩むのも無理はない。

 来季の個人的な目標に「200イニング」を掲げた山口は「一年間先発ローテーションを守って一つでも多く貯金をつくりたい。FAで来て、まだ力になれていない。チームに貢献し、優勝だけを目指して頑張ります。菅野に少しでも刺激になることができれば」と力強く宣言した。  

最終更新:12/7(金) 16:32
東スポWeb

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