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貴ノ岩が引退 付け人暴行で引退を申し入れ、受理される

12/7(金) 18:30配信

デイリースポーツ

 日本相撲協会は7日、冬巡業中の福岡県内で付け人の三段目力士を暴行した幕内貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が責任を取り、同日付で現役を引退したことを発表した。

【写真】貴ノ岩“監視”謹慎 親方「ずっと見ておく」

 報道陣に対応した芝田山広報部長(元横綱大乃国)によれば、この日午後、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)とともに貴ノ岩は都内・両国国技館を訪問した。協会の危機管理委員会から聞き取りを受ける中で「本人が今回のことで責任を痛感して引退の意向という話をした」という。

 その後、八角理事長(元横綱北勝海)に対し、直接、引退の意思を伝えた。理事長は再三、「それでいいのか」などと確認。強い意思は翻意することはなかったため、そのまま受理された。

 昨年10月、貴ノ岩は元横綱日馬富士から暴行を受け頭部を負傷。事件を巡っては元日馬富士が現役を引退し、自身も回復が長期化し2場所全休。師匠だった元貴乃花親方は協会との対立を深め、降格処分を下された。秋場所後の今年10月には同親方は協会を退職。貴乃花部屋は消滅した。

 協会は同事件を始めとした暴行問題や、その後も立行司のセクハラ、元幕内大砂嵐による無免許事故などが続発。研修などを繰り返し根絶へ努力してきた。第三者機関を設置して協会員全員を聞き取り調査。半年以上の時間を要し、10月下旬、八角理事長(元横綱北勝海)自ら「いかなる暴力も許さない」など7項目による「暴力決別宣言」を行ったばかりだった。

 協会の努力もないがしろにし、しかも暴力を最も憎むべき力士の愚行。芝田山部長は「師匠、協会に多大な迷惑をかけたということ。去年から一連の流れで自分がそういうことをして後悔していると推測します」と話した。

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