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大仁田厚「こっち来い」貴ノ岩よプロレス界でヒールになれ

12/8(土) 6:05配信

スポーツ報知

 大相撲幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が引退会見を開いたことを受けて、プロレス界で7度目の引退をしながら、なおも現役レスラーの大仁田厚元参院議員(61)が「プロレス界でヒールになれ」とエールを送った。貴ノ岩と因縁がある元横綱・日馬富士関(34)と親交がある大仁田は「モンゴルには帰れないだろう」と話し、プロレスで、しかも悪役での第2の人生プランを提案した。

【写真】7度目の現役復帰を果たした大仁田

 貴ノ岩の引退をニュースで知ったという大仁田はまず「貴ノ岩は嫌いだ」と言い放った。そして「だからこそ、お前にはヒールになれる要素がある。プロレスに来いって」とエールを送った。大仁田は、昨年10月31日に7年ぶり7度目の引退試合を行ったが、今年4月に佐賀県神埼市の市長選に出馬して落選。神埼市に住んで地域の活動をしながら、10月28日に神奈川・鶴見青果市場で1年ぶり7度目のプロレス復帰を果たしている。

 ここ10年ほど、大仁田はプロレス活動において、「いじめ撲滅キャンペーン」というテーマを掲げてきただけに、弱い者いじめには批判的な姿勢を示す。「俺ら世代はいじめられて強くなったけど、今の時代で、いじめは許されない。貴ノ岩は、強い者にいじめられて、さらに弱い者をいじめた。これは許されない」と断罪したうえで、プロレスラーとしては「ヒールの要素があるんだ」と評した。

 元日馬富士関と親交がある大仁田は「横綱にまでいった人間は、モンゴルでも英雄で成功している。だがモンゴルの友人に聞くと、貴ノ岩の評判はよくはないらしい」と語った。

 昨年、元日馬富士関から暴行を受けた貴ノ岩は今年10月になって元日馬富士関に対して2400万円の損害賠償を求める裁判を起こした。しかし母国でバッシングを浴び、訴訟を取り下げた経緯がある。大仁田は「貴ノ岩がモンゴルに帰ったら大変なことになる」と語り、日本での第2の人生を勧めた。

 総合格闘技のRIZINという選択肢もあるが、「貴ノ岩よ、お前はRIZINじゃない。大ヒールとしての自分にかけてみろよ。ブーイングこそプロレスの華なんじゃ。こっちに来いって」大仁田は、そうまくしたてた。

 ◆プロレスなら元力士の活躍チャンスあり

 力士から格闘家に転身した例は多い。最近は、無免許で追突事故を起こして今年3月に引退勧告処分を受けたエジプト出身の元幕内・大砂嵐(26)がいる。9月30日に総合格闘技「RIZIN」のリングでデビュー。ボブ・サップ(45)=米国=と“野獣対決”を行ったが、スタミナ切れで判定負け。大砂嵐はその後、再度の無免許運転の疑いが10月に発覚し、契約解除された。

 RIZINがルールに厳格な一方で、プロレスはメジャーからインディーまで団体が多岐にわたっており、レフェリングにも幅がある。1953年に日本プロレスをたちあげ、絶大な人気を集めた力道山(元関脇)とまではいかなくとも、元力士が活躍するチャンスはある。

 ◆大仁田 厚(おおにた・あつし)1957年10月25日、長崎市生まれ。61歳。73年、ジャイアント馬場の全日本プロレスに入門。82年、米国でNWA認定インターナショナルジュニアヘビー級王座奪取。85年に引退式。89年にFMWを旗揚げし、有刺鉄線電流爆破デスマッチなどの路線で“涙のカリスマ”として復帰。その後も引退と復帰を繰り返す。2001年、参院選(自民党比例代表)で初当選。10年に長崎県知事選出馬も落選。昨年7度目の引退も今年9月、現役復帰を宣言。

最終更新:12/8(土) 9:28
スポーツ報知

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