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外来種カマキリ 奈良でも初確認 中国原産

12/7(金) 8:16配信

産経新聞

 森と水の源流館(奈良県川上村)は6日、中国原産とされる外来種のムネアカハラビロカマキリを奈良県内で初めて確認したと発表した。カマキリやバッタなど日本在来の希少種を脅かす恐れがあるといい、同館は「見つけたら駆除してほしい」と呼びかけている。

【画像】ムネアカハラビロカマキリの卵

 ムネアカハラビロカマキリは樹上に生息するカマキリで、体長8センチ前後。外見はオオカマキリに似ているが一回り小さく、腹部から脚にかけての赤みが特徴だ。中国から輸入した竹ほうきに卵が付着し、侵入してきたと考えられている。

 9月16日に奈良公園(奈良市)で雄1匹が初めて見つかり、10月6日には同館職員が同県吉野町のコンビニで雄4匹を採取。卵は9月9日に奈良市高畑町の竹林で、10月12日には大淀町のホームセンターで商品の竹ほうきに付いているのが相次いで見つかった。県内ではこれまでに成虫11匹(雄10匹、雌1匹)と卵2個が確認されている。

 ムネアカハラビロカマキリは平成22年に福井県敦賀市で初めて見つかって以降、全国20都府県に広まっているのが確認された。愛知県豊田市では、在来種のハラビロカマキリを駆逐しているという調査結果も報告されている。

 成虫は9~10月頃に産卵するため、冬に見つかるのは卵が多い。卵は白と黒のしま模様で、蝶のさなぎのように木の枝先に立った状態で産みつけられているのが特徴という。

 成虫は殺虫剤で、卵はゴミ箱に捨てて焼却処分するのが望ましい。同館では分布域を調査しており、担当者は「ムネアカハラビロカマキリか、それとおぼしきカマキリや卵を見つけたら、連絡してほしい」と話している。

最終更新:12/7(金) 8:50
産経新聞

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