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スルガ銀問題、4年前から金融庁相談室で不正把握

12/7(金) 21:16配信

産経新聞

 麻生太郎金融担当相は7日の衆院財務金融委員会で、スルガ銀行(静岡県)がシェアハウス向け融資などで組織的な不正を繰り返した問題について「結果として察知できなかった。反省すべきことは反省し必要な改善を図りたい」と述べた。金融庁の相談室では遅くとも平成27年1月以降、スルガ銀の不正について情報提供を受けていたことも明らかになり、監督官庁の検査体制が問われている。

 金融庁幹部は委員会での質問に答え、スルガ銀が不動産業者と結託し物件価格を高額に設定して投資用不動産融資を行っている▽不動産業者の経営者がスルガ銀の融資後に建物を建てず行方不明になった-といった情報が、庁内の「金融サービス利用者相談室」に寄せられていたと説明した。

 スルガ銀に対し、金融庁は24、25、29年に立ち入り検査を行ったが、検査対象が投資用不動産融資ではなく不正を見抜けなかった。相談室への情報提供が十分に活用されなかったことになる。今年7月に退任した森信親前金融庁長官は、スルガ銀を「特異なビジネスモデルで高い収益を挙げている」と地銀のモデルケースとして称賛していた。

 この日の委員会では日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁も「スルガ銀で不正があったことは大変遺憾だ。適切な業務運営が確保されるよう促していきたい」と答弁した。日銀でもスルガ銀のガバナンス(企業統治)やリスク管理体制を調べるため、過去に立ち入り調査を実施している。

最終更新:12/7(金) 21:16
産経新聞

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