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貴ノ岩引退「同情の余地なし」 暴力沙汰に厳しい声

12/7(金) 21:51配信

産経新聞

 大相撲の平幕貴ノ岩(28)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身=が付け人に暴行した問題は7日、本人の引退にまで発展した。「このような形で(土俵を)離れることになり、申し訳ない」と後悔をにじませた貴ノ岩。元横綱日馬(はるま)富士が引退に追い込まれた昨年の傷害事件での被害者が、今回は加害者となった形だが、角界での絶えない暴力沙汰に厳しい声が上がった。

 東京都内の千賀ノ浦部屋で同日夜に会見した貴ノ岩は「弟弟子に手をあげてしまい、大変つらい思いをさせた」と謝罪。「時間が戻せるならいつに戻りたいか」との質問に、「また新弟子になりたい」と答える場面もあった。

 元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博(くにひろ)氏は「日本相撲協会は昨年の事件以降、神経質すぎるくらいに暴力根絶の取り組みを図ってきた」と説明。事件後は注目を集める立場だったことも踏まえ、「百パーセント個人の自覚の欠如が要因。同情の余地はない」と断じた。

 相撲解説者の舞の海秀平氏(元小結)は、協会執行部と一部親方の間で、暴力根絶に対する認識に温度差があると指摘。「問題が起きたら師匠も責任を取るということになれば、『気が引き締まった指導をしなければならない』となるのではないか」と話した。

最終更新:12/8(土) 1:00
産経新聞

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