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ホンダ NSX 2019年モデル 試乗│ニッポンのスーパーカーが小改良で実施した、小さくない変化点とは

2018/12/7(金) 10:35配信

オートックワン

新たな飛躍のため、2019年モデルから開発と生産の管理を全て日本で行う

少したどたどしくも丁寧な日本語を駆使して、ホンダ 2代目NSXのLPL(ラージプロジェクトリーダー)であるテッド・クラウス氏がアメリカからのムービーレターでスピーチを行った。いや、元LPLである。
さぞかし面倒だったろうにも関わらずその原稿は棒読みでなどでなく、ひとつひとつ丁寧な言葉を紡いでいたから、聞いているこちらとしてはとても好印象だった。

■ホンダ NSXの内外装を画像でみる

我々日本人は、いや少なくとも私のような単純な人間は、こうした努力と気遣いにとても弱い。しかし内容はその笑顔とは裏腹に、結構なセンセーショナルをはらんでいた。
なにせホンダのフラグシップスポーツカーであるNSXは、この2019年モデルからパワートレインだけでなく、「開発と生産の管理を全て日本で行うことになった」というのだから。後任を引き受けたのは、水上 聡LPLである。
ホンダによればその真意は、2016年モデルでスーパースポーツに対するひとつの回答を経たNSXの、新たな飛躍のためであるという。
NSX専用に作ったオハイオの組み立て工場はどうなるのだろう?
ホンダ日本陣営はやはり、アメリカ的嗜好に満足できなかったのか?
様々な思いが瞬時に湧き上がって来たれど、それを詮索するのはちょっと待とう。
SNSが横行し、情報が垂れ流される世の中で、安易な答えを求めることに慣れ過ぎてしまった僕らだが、脊髄反射を即言葉にするのは、あまりに陳腐だ。
よってここでは実際に私が乗って感じた2019年モデルの変化を、まず素直に書き記してみたい。

NSX 2019年モデルでは、新色サーマルオレンジ・パールを追加

ホンダ NSX 2019年モデルのハイライトは、そのシャシーと制御系の磨き上げにある。
とはいえ外観面にも化粧直しが行われたのでそれをまず紹介すると、フロントグリルの一部がボディ同色となり、メッシュパーツが渋好みなグロス仕上げとなった。
ボディカラーには新たに「サーマルオレンジ・パール」を追加。これと合わせたのだろう試乗当日は、カーボンローターと共に仕込まれたブレーキキャリパーまでもが、オレンジに塗装されていた。

インテリアは対極的なふたつのオプションが新提案された。
ひとつはインディゴ(ブルー)×アルカンターラトリムの内装で、これは「運転に集中できるコクピット」というテーマに基づいている。さらにスーパースポーツとしての艶っぽさとしては、真っ赤なセミアニリンレザーシート×アルカンターラトリムが用意された。

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最終更新:2018/12/7(金) 10:35
オートックワン

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