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しんどいところで勝つのがエース! 佐々木寿人が自身1カ月ぶりの勝利で苦境のチームを救う/麻雀・大和証券Mリーグ

12/7(金) 11:14配信

AbemaTIMES

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」12月6日の2回戦で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)が11月9日以来の自身6勝目を挙げた。この日も連投となった佐々木は、チームの46戦中22戦と約半数の試合に出場しており、これは21人の初代Mリーガーの中で圧倒的に最多の数字。KONAMI麻雀格闘倶楽部はなおも最下位と苦境が続くものの、「打てば打つほど成績は伸びてくる」と豪語するタフなエースの復活で、後半戦での大まくりに期待を抱かせた。

 2回戦の対局者は起家から渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、EX風林火山・滝沢和典(連盟)。1回戦でトップを獲得した誕生日の滝沢、3着だった佐々木の2人が連投となった。

 Mリーグの個人スコアで上位4位に入る3人という強烈なメンバーに囲まれた佐々木。試合前の時点で、所属チームのKONAMI麻雀格闘倶楽部は300ポイント以上もマイナスの最下位に沈んでいた。いかに長丁場のMリーグとはいえ、半分以上の日程を消化した段階でのこの位置取りはいよいよ“危険域”。なおも上位陣との好不調の差は大きいようで、東2局で佐々木が先制リーチをかけながらも多井と園田にあっけなく押し返されてしまった場面では、解説のTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)も「“魔王”と呼ばれる寿人さんのリーチに誰も屈していない。やはりMリーグで弱っている姿を見ているからでしょうね」と分析するほどだった。

 それでも瀬戸熊が「やられてもやられても、あらん限りのリーチ棒をぶっ放す。寿人さんにはこれしかない」と解説した通り、親番の東3局でも愚直にリーチをかけた佐々木。親のリーチの圧力で対戦相手を撤退させて、1人で安全にツモを重ねようという作戦だった。この局では他家を撤退させることには成功したものの、リーチ時に山に残っていたアガリ牌の1索と4索は多井と園田に流れ、自力でのツモアガリはなくなってしまった。このまま流局かと見られていた終盤、なんと園田のテンパイが復活し、リーチ宣言牌で佐々木に放銃。リーチ・ピンフ・赤2の1万2000点という望外の収入でトップ目に立った。

 佐々木は力んだ様子もなく、いつも通りの素早い打牌で淡々と局を消化していく。南1局では「打点上昇のパターンがたくさんあった」と珍しくヤミテンに構え、タンヤオ・イーペーコーの2600点を多井から直撃してトップ目をキープ。2着目の滝沢と僅差で迎えた南3局では、「非常にマンズ待ちがいい場面だった」と緻密な山読みを根拠に七対子のセオリーから外れた五万単騎待ちでリーチを敢行。するとこの策がズバリと当たり、山に3枚残っていた五万を狙い通りにツモってリーチ・ツモ・七対子で9600点を加点。その後は2着以下の激しい順位争いを尻目に、悠々と逃げ切って久しぶりのトップを獲得した。

 試合後のインタビューでは「久々にやった気がします」とおなじみの勝利のポーズを披露した佐々木。最多出場について問われると「僕は打ってなんぼみたいなところがあるので。今日は交代もあるかなと思っていたんですけど、チームメイトのおじさんは着替えてもいなくて、地べたに座ってリラックスしてました(笑)。自分としては打てば打つほど成績が伸びてくると思っているので、まったく苦にはなっていないですね」と前原雄大(連盟)をイジりながら涼しい顔でコメントしていた。

 心身ともにブレないエースの活躍で上位陣との差を縮めたKONAMI麻雀格闘倶楽部だが、クライマックスリーグ出場圏内の4位・渋谷ABEMASまでは約240ポイント差と苦しい状況に変わりはない。しかし佐々木、前原、そして高宮まり(連盟)と超攻撃的な選手を揃えた爆発力のあるチームだけに、3回程度のトップで一気に順位を上げる可能性も大いに残されている。この勝利をきっかけに、反転攻勢の12月にすることができるか。彼らの調子次第でMリーグ全体がさらなる混戦状態になりかねないだけに、KONAMI麻雀格闘倶楽部の動向に注目だ。

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最終更新:12/7(金) 11:14
AbemaTIMES

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