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北海道再建へ内海新監督目指すのは「組織的」バスケ

12/7(金) 11:07配信

日刊スポーツ

バスケットボールBリーグのレバンガ北海道、内海知秀新監督(59)が6日、札幌市内で就任会見を行った。今季チームを率いていたジョゼ・ネト監督(47)が、成績不振の責任をとって4日付で退任。チーム再建を託された内海新監督は、ディフェンスを中心に「組織的、日本人の良さ」を押し出すスタイルを目指していく。

【写真】監督就任会見をする内海監督

シーズン途中での緊急登板。4勝15敗で東地区最下位に沈むチームの再建。内海新監督は「この状況下でどう立て直すか。どうB1で戦っていくか。中途半端な決意ではない」。札幌大の教授を兼任しながらの異例の指揮。口調には強い決意がにじんだ。

昨季途中からアドバイザリーコーチとしてチームに同行してきた。練習や試合で、実際に選手の特長を把握していることが、新監督就任を要請された理由にあった。ネト前監督をサポートする立場であっただけに、「責任を感じている」と言うが、「勝ち星が非常に重要。組織的な部分をきめ細かくプレーを作っていきながら、勝ちにつなげていきたい」とスタイルの転換を口にした。

女子日本代表監督で長年指揮を執り、リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)では20年ぶりのベスト8に導いた。目指すスタイルは組織的な“ジャパニーズスタイル”。「少し繊細さを持ちながら、日本人のいいところも含めて、もう少し組織的にプレーをつくっていく」。この日の初練習でも、ディフェンス時のポジショニング、セットプレーについて細かく動きを指示していた。

明日8日、翌9日には富山グラウジーズ戦(札幌・北海きたえーる)が控える。「必ずや上を目指せるチームとして育て、ステップしたチームを作っていきたい。非常に苦しい状態ですがチーム、ファンのためにも頑張っていきたい」。まだシーズンは半分以上残っている。新指揮官が、流れを変える。【浅水友輝】

◆内海知秀(うつみ・ともひで)1958年(昭33)12月7日、青森県三沢市生まれ。秋田・能代工で3冠を達成し、日体大に進学。78年にインカレ優勝。81年から88年まで日本鉱業に在籍。88年札幌大監督に就任。01年4月~12年3月までジャパンエナジー(現JX-ENEOS)の監督を務めた。その後は女子日本代表監督も務め、04年アテネ、16年リオデジャネイロ五輪で指揮。昨年9月からはレバンガ北海道のアドバイザリーコーチを務める。

<レバンガ北海道、昨季からの歩み>

◆5月7日 17-18シーズン最終戦(対新潟アルビレックスBB)を勝利で締めくくる。最終成績26勝34敗で東地区最下位、全体で11位。

◆7月6日 14-15シーズン途中から指揮を執ってきた水野宏太監督(現アルバルク東京トップアシスタントコーチ)の退団を発表。

◆同13日 ジョゼ・ネト監督との契約基本合意を発表。

◆8月20日 ネト新監督が就任会見。新チームが始動。

◆9月6~10日 6日未明に、北海道胆振東部地震が発生。7日からのアーリーカップ北信越大会出場を辞退。8、9日は震災復興支援活動を行い、10日に練習再開した。

◆10月6日 18-19シーズン開幕戦(対大阪エヴェッサ)に敗れ、黒星スタート。

◆同7日 大阪に勝利し、ネト体制で初勝利

◆11月3日 三遠ネオフェニックスに敗れ、今季初の5連敗。

◆同4日 三遠に勝利。ネト体制ではこの日以降、白星から遠ざかる。

◆同10日 新潟に敗れ、最下位に転落

◆同24日 大阪に敗れ、7連敗。

◆12月5日 クラブがネト監督の退任と内海新監督の就任を発表。

最終更新:12/9(日) 0:02
日刊スポーツ

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