ここから本文です

ロシターのリーグ新記録52得点も及ばず、再延長の末に栃木が琉球に競り負ける

12/8(土) 21:40配信

バスケット・カウント

序盤のエナジーで上回り琉球が主導権を握る

文=丸山素行 写真=野口岳彦




現在リーグ首位の栃木ブレックスが、ブレックスアリーナに琉球ゴールデンキングスを迎えた一戦は、頂上決戦と呼ぶにふさわしい戦いとなった。

栃木の安齋竜三ヘッドコーチは前日に「琉球のディフェンスのエナジーは尋常じゃない。相手以上のエナジーがないと戦えない」とコメントしていた。それを知った琉球の佐々宜央ヘッドコーチも「トップのチームが対抗しようという言葉を使うなら、俺らはそれ以上の気持ちを持たないとやられるとぞ」と選手を鼓舞して試合に臨んでいた。

序盤の攻防を制したのは琉球だ。栃木を上回るフィジカルなディフェンスでズレを作らせず、タフショットを強いて失点を防ぐ。ディフェンスでリズムをつかむと内外バランス良くボールが回り、得点を重ねる。ジェフ・エアーズ、橋本竜馬の3ポイントシュートが決まり、開始3分で10-2とリード。栃木がタイムアウトで立て直しを図るも、琉球はゾーンディフェンスを織り交ぜるなど、常に先手を取って流れを渡さない。

それでも栃木はディフェンスの強度を高め反撃に転じる。第2クォーター残り3分を切った場面では、渡邉裕規がトランジションから3ポイントシュートを沈め、3点差まで詰め寄った。

それでも琉球は崩れず、並里成のアシストから寒竹隼人が3ポイントシュートを決め返してリードを保つ。何度も栃木に迫られる場面があったが、その都度跳ね返した。

フリースローを決められず延長戦へ

だが、栃木は47-55で迎えた第4クォーター、この10分間をターンオーバーなしで終える集中力を見せ、ホームの大歓声にも後押しされ、琉球をついにとらえる。攻めるような強度の高いディフェンスでプレッシャーを与えてターンオーバーを誘発し、セカンドチャンスポイントで追撃。そして、残り3分13秒、ライアン・ロシターのこの日34得点目となるシュートで初めてのリードを奪うと、直後のオフェンスでも速攻からロシターがレイアップを決めて68-65と3点のリードを奪った。

一度は琉球に逆転を許すも、残り28秒にロシターが2本のフリースローを沈めて70-70の同点に追いつく。そして残り4秒、ジェフ・ギブスが並里のドライブを阻止し速攻に転じると、残り1秒でロシターがシュートファウルを獲得。これで勝負あったかに思われたが、もともとフリースローが決して得意ではないロシターはこれを2本とも失敗。試合は延長戦へと突入した。

延長戦も1ポゼッション差の拮抗した展開が続く。残り35秒、ギブスがシュートをねじ込んで栃木が2点先行するが、その直後に5個目のファウルをコールされファウルアウトに。チームファウルはすでに5に達しており、このファウルで得たフリースローを並里に2本とも沈められ、ダブルオーバータイムへと突入した。

ここまでよく戦った栃木だが、ギブスのファウルアウトは痛かった。琉球に手薄となったインサイドを突かれ、エアーズに6得点、スコットに4得点を許して先行を許す。残り5秒、ロシターがオフェンスリバウンドからファウルを誘発し、2本のフリースローを獲得。今度は2本とも決めて1点差まで詰め寄り、ファウルゲームに持ち込むも、並里が重圧の掛かるフリースローを2本とも成功させて、熱戦に終止符を打った。

1/2ページ

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ