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副業解禁が追い風に…ビジネスマッチングサービスって何?

12/8(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「副業元年」といわれた2018年。今年1月に厚労省が「モデル就業規則」を改定し、副業が“原則禁止”から“原則容認”になった。副業解禁を追い風に、「ビジネスマッチングサービス」が注目を集めている。

 スキルや人脈の紹介などを通じてビジネスチャンスを生み出すサービスのことで、たとえば、自分の仕事の知識や経験を生かし、1時間からピンポイントで相談に乗るスポットコンサルサービス「ビザスク」では、1時間当たり1万円程度の報酬になるのだとか。

 スキルや知識、つまりそれぞれの得意なことを“売り買い”するフリーマーケット「ココナラ」も盛況のようだ。

 昨年6月にリリースされた「Saleshub(セールスハブ)」は、企業に顧客を紹介するとお祝い金がもらえるサービス。ひとつの商談アポをセッティングするだけで、1万円以上の謝礼がもらえる。紹介後に商談が成立しなくてもお祝い金は支払われるが、成立した場合、追加で高額の謝礼を設定していることも多い。企業側は、新規開拓営業が効率化され、両者にとって好都合というわけだ。すでに登録企業数1300社を超え、「サポーター」と呼ばれる紹介者が1万人以上も活躍している。

 サポーターの多くは、一般のビジネスパーソン。それも、“副業”としてかなり稼いでいるツワモノもいるらしい。

「11月中だけでも、人脈を生かして月に30万円の副収入を得た営業マンがいます。商談からビジネスが成約し、1つの紹介で10万円以上の収入になったという話も数件入っています」(同社CEOの江田学氏)

 ちなみに、人材総合サービス「エン・ジャパン」の今年の副業実態調査によると、副業の月収は1万~5万円未満が半数以上という。

 セールスハブの登録企業には、築地仲卸業者の登録も目立つそうだ。移転計画が2年以上延期となり、先行投資の費用回収の遅れや移転費用の捻出で、経営難になった業者がサービスを利用しているという。

 10月には、サポーター向けに試食会を兼ねた商談会も行われた。すでに5本以上のアポイントが取れたようだ。

「副業OKの会社が増えたとはいえ、実際には時間の制約もあって、副業を始めたという人はまだ少ない。企業側も、お上の意向に渋々従っているだけで、本音は人材やスキルの流出に戦々恐々。本業並みの副業は難しいでしょうが、手持ちのスキルや人脈をネット上で手軽に“切り売り”できるマッチングサービスは、認知度が高まれば、さらに盛り上がっていくでしょうね」(人材派遣業界関係者)

 まずは、登録だけでも済ませておくか。

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