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【とちぎの力めし】ラーメン貴族 カルビらーめん

12/9(日) 7:55配信

産経新聞

 ■アジア大会「金」ホッケー男子代表 リーベ栃木・星卓選手 自力で五輪出場に自信 普及の好機、結果を追求

 9月にジャカルタで開かれたアジア大会で、ホッケー男子初の金メダル獲得に貢献した代表選手で日本リーグ男子1部、リーベ栃木所属の星卓(すぐる)選手。アジア大会優勝で2020年東京五輪の出場権を獲得できたことに意義があると強調、「自国開催だから出場できるというのではなく、自力で出場権を獲得したので自信になった」と力を込める。チームの地元、日光市のラーメン店でホッケーにかける思いを聞いた。

 国道119号から脇道に入り、飲食店が点在する田園地帯にある「ラーメン貴族」。練習で疲れたときに訪れ、スタミナがつくというお気に入りの「カルビらーめん」を頼んだ。

 アジア大会で初の金メダル獲得に、「代表チームの当初の目標は4位以内だった。メダルが獲得できたらいいという感じだったので、金メダルは驚きしかなかった。普段からミーティングはしていたが、アジア大会では特に選手同士のコミュニケーションを見直し、チームの士気が上がり、連係が取りやすくなったことが優勝につながったと思う」と振り返る。

 決勝のマレーシア戦はリードを許す苦しい展開からの逆転。チームワークに加え、気持ちの持ちようが大きかったという。初優勝までの道のりは険しかったのでは。「シニアの代表に選ばれて4年。最初は強豪チームと戦うと、気持ちで負けていた部分があった。今は立ち向かうというか、やったら勝てると思い始めている。東京五輪があるので、ホッケー協会の支援もあって、昨年から海外遠征が増えた。海外の経験が増えたことも大きい」。東京五輪に向けて周囲の期待が高まる中、経験を結果に結びつけた自信をのぞかせる。圧力鍋で軟らかくした牛肉の塊に、辛みがぴりっと味を引き締めた太麺のラーメンが運ばれてきた。ほろっと崩れる牛肉と麺を絡め、頬張る。

 アジア大会で見えた課題は。「日本は運動量、機動力では他国とあまり差はない。打つ、止めるという基本の技術をトップスビードでやる。その正確性が強豪国だと全然違う。トップスピードの中でどういうプレーができるかというところを重点に取り組まないと差は縮まらない。個人的には、もっと積極的なプレー。中盤(MF)をやっているが、シュートを打つというよりアシストの方が多い。自分でも得点を取る意識と技術を身に付けたい」

 アジア大会優勝で、東京五輪に向けた取り組み方が明確になったようだ。東京五輪の次は平成34年の栃木国体だ。「栃木国体のときは30歳ぐらいで、リーベの中で年齢が上の方になる。若く優秀な選手がたくさん入ってきているので、その才能を伸ばし、戦力になるように育てる。若い選手の成長が重要になってくる。自分もそれまでちゃんとプレーをしないといけない」

 ホッケー界にとっては東京五輪、栃木国体と大きなイベントが続くことは普及のチャンスだ。人気を高める鍵は。「やっぱり五輪の結果がすごく重要。五輪でも金メダルは取りたいし、ただ出るとかではなく、結果を求めたい。地元では小さい子が寄ってきてくれたりとかするので、そういった意味でもお手本にならないといけないと思う」(楠城泰介)

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 ◆ラーメン貴族 日光市森友340の1(0288・22・1811)。営業時間は午前11時半~午後3時と午後5~9時。定休日は木曜と第2水曜。

最終更新:12/9(日) 7:55
産経新聞

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