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阪神入り決めた!!西は名探偵?

12/8(土) 16:45配信

東スポWeb

 オリックスから国内FA権を行使した西勇輝投手(28)が7日、阪神入りを正式表明した。大阪市内で矢野燿大監督(50)同席のもとで3度目の交渉が行われ「タイガースにお世話になることに決めた。(住む)環境を変えたくなかった」と決断。契約は4年総額10億円で背番号は「16」に決定した。悩み抜いた末の阪神入りとなったが、その裏には西の情報収集力の高さがあったという。その一方、失恋となった古巣・オリックスとソフトバンクの反応は意外にも……。

 約1時間の交渉を終え新天地を決めた西は「一年間ケガなく投げ切ることが大事だと思う。キャンプからケガをせず、ベストな状態で何とかチームの勝利に貢献できるように一イニングでも長く投げたい」と晴れやかな表情で決意を口にした。 オリックス、ソフトバンク、DeNAとの争奪戦の末の阪神入り。谷本球団本部長は「交渉の席でもオリックスさんへの感謝を言っていて悩んでいたという思いが、話をしてお互いに分かり合えた」と胸をなで下ろした。また、直接出馬でラブコールを送った矢野監督は「もちろん候補には十分なってくる。そこを目指してやってくれたら」と開幕投手を期待しながら「いつでも話は聞く。間に誰か入ると、言った言わないになるから『いつ来てくれてもいいよ』と言った」と不慣れな環境の右腕に“ホットライン”開設で万全のサポートを約束した。

 そんな西だが、入団に当たって持ち前の“クレバーさ”を発揮していた。「早い段階からうちの情報を集めていたようだ。交渉前から甲子園球場の傾向からチームの雰囲気、過去にFAで来た選手の状況など判断材料を自分で調べていた。とても賢いし、しっかり吟味した上で選んでくれたならなおさらありがたい」(チーム関係者)。古巣・オリックスへの残留を念頭に入れつつ、知人や関係者を通じて虎情報を調査していたという。マウンドでの冷静沈着な投球同様、来るべき時に向けて抜かりなく準備を行っていたというから頼もしい限りだ。

 ただし、待ち受ける環境は生易しいものではない。FAでの阪神入りは今回で12人目となるが、投手の成功例はわずか。過去には山沖之彦、星野伸之、小林宏之ら期待されながらも実績通りの活躍をできずにチームを去った選手もいる。西に関しても「これまでは空調バッチリのドームが本拠地だったが、甲子園球場は屋外。夏場の暑さに対応できるか。また、これまでの先発2、3番手からうちではエース級の活躍を求められる。その重圧も乗り越えないといけない」(球団幹部)と阪神ならではの課題を克服する必要がある。

 早くも期待大の西だが、明晰な頭脳を武器に活躍することができるか。

最終更新:12/8(土) 16:45
東スポWeb

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