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ファーウェイCFO拘束 対イラン経済制裁巡り詐欺容疑で逮捕状

12/8(土) 19:01配信

毎日新聞

 【ワシントン中井正裕】中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)がカナダ司法当局に拘束された問題を巡り、カナダ司法当局は7日、米国が対イラン経済制裁を巡る詐欺容疑で孟氏の逮捕状を取っていることを明らかにした。米メディアなどが伝えた。

 カナダ司法当局は米国の要請で1日に孟氏を拘束し、7日にカナダの裁判所で開かれた保釈を巡る聴聞会で初めて拘束理由を説明。説明では、米司法当局はファーウェイが2009~14年に香港に拠点を置く関連会社スカイコムを通じ、米国のイラン制裁に違反する取引を行ったとみて捜査。孟氏は金融機関に対しファーウェイとスカイコムが「無関係」と虚偽の説明をし、違法な金融取引に関与させた疑いがある。

 米司法当局は今年8月22日に孟氏の逮捕状を取得。米側はカナダに孟氏の身柄引き渡しを求めており、米国の裁判で有罪になれば最大30年の禁錮刑となる可能性があるという。

 一方、孟氏拘束が米中貿易戦争を激化させるとの懸念が広がる中、トランプ米大統領は7日にツイッターに「中国との協議は非常にうまくいっている」と投稿。ナバロ大統領補佐官(通商製造業政策局長)もCNNテレビで、米中首脳会談の開かれた1日に孟氏が拘束されたのは「偶然重なった別の出来事だ」と説明し、貿易協議への影響を否定した。

 ただトランプ政権は今年4月、イラン制裁違反を理由に中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)に米企業との取引を禁じる制裁を発動。米中貿易協議の交渉材料に使った経緯があり、今回も中国への交渉圧力として利用する可能性がある。

最終更新:12/8(土) 23:02
毎日新聞

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