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地方3医学部で不適切入試=特定受験者を優遇―文科省指摘

12/8(土) 11:30配信

時事通信

 岩手医科大(盛岡市)、金沢医科大(石川県内灘町)、福岡大(福岡市)は8日、それぞれ記者会見し、医学部の不正入試問題を受けた文部科学省の緊急全国調査で、特定の受験者に有利な扱いをしたとして「不適切」と指摘されたと発表した。

 
 岩手医大によると、今年2月の医学部への学士編入試験で、募集要項に明記せず同大歯学部の出身者枠を設け、優遇していた。佐藤洋一医学部長は、県内の医師不足に対応するためと説明。「明記していなかったのは反省に値する」と述べた。一般入試でも、面接の評価が一部の不合格者より低かった受験生を追加合格させたケースがあった。

 金沢医大は、今年度に実施した特別推薦入学試験(AO入試)で、北陸3県の高校出身者や同大の卒業生の子供、現役と1浪の受験生に最大20点を加点。一般入試の補欠合格者の選考基準にも年齢を加味していたが、いずれも要項に記載していなかった。神田亭勉学長は「卒業後も地域に残る人を募集する意図だった」と釈明。不適切な加点の影響で最大9人が不合格となっており、希望者は入学を認める方針という。

 福岡大は2010年度以降、医学部の入試で高校が作成する調査書の評定を点数化する際、長期浪人生を不利に取り扱っていた。現役生は最大で20点、1浪は10点を加点する一方、2浪以上は加点の対象外としていた。黒瀬秀樹教学担当副学長は「受験生に不安を与え申し訳ない。今後は公正、透明になるよう心掛ける」と謝罪した。 

最終更新:12/8(土) 16:17
時事通信

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