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茂木健一郎氏 上沼・武智・久保田問題を解説「真剣勝負がぶつかってこんな形に」

12/8(土) 15:21配信

デイリースポーツ

 脳科学者の茂木健一郎氏(56)が8日、公式ブログを更新し、2日の「M-1グランプリ」終了後にとろサーモン・久保田かずのぶ(39)とスーパーマラドーナ・武智(40)が審査員の上沼恵美子(63)への暴言をインスタライブで配信して大炎上している問題を解説している。

 茂木氏は「M1グランプリの審査員の方に対する『暴言』について」と題した投稿で、「個人の中傷はよくないと思いますし、女性を蔑視したり決めつけたりする言葉は絶対に使っていけないと思います」と、武智が発した「オバハン」「更年期障害」といった言葉を批判。

 「このような事態になってしまったのは、それだけ、芸人の方にとってM1グランプリが真剣勝負の場だということでしょう。人生をかけて、数千組の中からファイナリストに選ばれた方々の熱い闘い。その中で、あのような暴言が出てしまったのだと思います」と、今年が最後のM-1だった武智の心情にも一定の理解を示した。

 久保田は「そろそろもうやめてください。自分目線の、自分の感情だけで審査せんとってください」と上沼の審査を批判したが、茂木氏は「審査員の方が『自分の好み』や『自分の主観』で審査をすることの意味」を考えてみたいとして、脳科学者らしい持論を次のように展開した。

 「人間の脳においては、もちろん、客観的な基準やロジックに基づく思考もありますが、最初に起こるのは感情的な好き嫌いの反応で、基準やロジックはそれを後付けで説明するために用いられることが多い」と説明。

 「審査員の方が、自分の好き嫌いで審査をすること自体は、悪いことではないと思います。ただ、それを、好き嫌いというかたちでは表現しないで、客観性のある言葉でできるだけ説明しようとするのも、一つのやり方だと思います。それを、自分の好みで審査すると明言するのは、一つの見識ではあるし、正直ではあるし、その審査員の方の人間性がよりストレートに出てしまうのでしょう。なにしろ、好き嫌いには、その方の人生のそれまでの全部が反映された、いわば感情の履歴書のようなものですから。好き嫌いには、正解もないし、点数もない。ただ、その『人』がそこにいるだけ」と、「好き」、「嫌い」という言葉を使う上沼の審査方法を評価した。

 一方で、「そのようなストレートな人間性は、審査を受けたりコメントを聞く側にはより直接的に作用して感情をかき立てることもあるので、今回のような事態になることもあるのだと思います」と、上沼の審査方法が久保田や武智に及ぼした影響も指摘。

 「全体として見ると、誰も悪くないし、ただ、それぞれの人生の真剣勝負がぶつかって、こんなかたちになってしまったのだと思います」としている。

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