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米金融市場覆う悲観論=ダウ、3日で1400ドル急落

12/8(土) 14:51配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】米株価の下落が止まらない。

 優良株で構成するダウ工業株30種平均は5日の休場を挟み、7日までの3営業日で1400ドル余り急落した。米中貿易戦争の長期化への懸念が強まる中で、「米景気後退の予兆」とされる現象も出始め、金融市場を悲観論が覆う。2009年から続いてきた上げ相場は転機を迎えている。

 「英国の欧州連合(EU)離脱や原油安などリスクは山積しているが、何しろ通商問題だ。どこまで状況は悪化するか」。金融大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は、米中対立の行方を懸念する。

 米中首脳会談での「一時休戦」合意を歓迎するムードは、4日にトランプ米大統領が、中国との貿易協議が不調なら追加関税も辞さない構えを改めて示したことで吹き飛んだ。さらに中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)が米国の要請によりカナダで逮捕されたと伝わり、投資家心理が冷え込んだ。

 トランプ政権が仕掛けた貿易戦争は、好調だった米国経済をむしばみつつある。先行き不透明感から「企業は投資を手控え始めた」(米金融当局幹部)という。 

最終更新:12/8(土) 19:22
時事通信

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