ここから本文です

「初めて自分たちが作ったビールを飲んだ時には涙が…」銀座発ブリューインバー物語

12/8(土) 11:00配信

食べログマガジン

クラフトビール醸造所の稼働率が全国1位となる40箇所(2017年)もあるなど、実はつくりたてのおいしいお酒が最も飲める都市といっても過言ではない東京。そんな、東京生まれ、東京育ちのフレッシュなお酒が飲める、醸造所があるお店を紹介。

今回は、グルメとファッションスポットのひしめく街・銀座に2017年に誕生した、醸造所併設のブリューインバーを紹介。「小さいタンクでいろいろな種類を造ってみたい」という思いから始まったゼロからのビール造り。その誕生秘話を知れば、ビールがもっと美味しくなること請け合い。

【東京醸造所めぐり】「BREWIN

銀座8丁目の路地、狭い階段を下っていった地下1階にある「BREWIN'BAR 主水-monde-(ブリューインバー・モンド)銀座醸造所」。店内には8席のカウンター席と36のテーブル席がある。

入り口右奥にあるのが、かつてのパーティールームを改装した小さな醸造工場。銀座で30年続いてきた老舗バー「MONDE BAR(モンドバー)」が2015年にクローズになることが決まったときに、オーナーがバーの卒業生たちを呼んで「何かやれ」という指令を下したのが、ことの始まりだった。

知識ゼロから始めたビール造り。ヒントは“ホーム・ブリューイング”

指令を受けたのは、現在この店のバーテンダーで店長の武蔵さん。当時銀座と青山のバー2店を経営していた武蔵さんは、後輩の児玉さんとかねてより「いつかお酒を造りたいね」と話していたという。即座に「ビール造りませんか」と言うとオーナーは「やってみろ」。

「『ビール造ろうぜ、おー!』みたいなノリから始まりましたが、実はビール醸造についての知識はゼロ。そもそも銀座で、地下で出来るの?ということすらわからなかった。調べていくうちにだんだん、『うん、出来そうだ』という話になっていきました」

武蔵さんたちは「小さいタンクでいろいろな種類を造ってみたい」と考えた。イメージしたのは、アメリカで当時流行していたホーム・ブリューイングだった。「お父さんが、ガレージやキッチンの片隅で、奥さんに『邪魔よ!』と叱られながら、おいしいビールを造りたくて切磋琢磨している、あんな感じ」

1/3ページ

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ