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治水工事で家屋数十戸に移転必要 豪雨で決壊、岡山の砂川

12/8(土) 8:16配信

山陽新聞デジタル

 西日本豪雨で決壊した旭川水系の砂川(岡山市東区)で計画されている緊急治水対策で、川幅を広げる工事に伴って、堤防沿いで家屋移転が必要になることが7日、岡山県への取材で分かった。現在、県は詳細設計を進めているが、移転の規模は数十戸になる見通しで、来年1月にも地元説明会を開く。

 移転の対象は、砂川に架かる県道岡山牛窓線の「新橋」(同市東区西大寺中野)付近から上流約6キロ区間の一部となる見込み。工事は川の流れをスムーズにするため、西岸を中心に新たな堤防を住宅地側に築き、既設の堤防を撤去する「引堤」で川を広げる。具体的な施工箇所や拡大幅などは決まっておらず、説明会では住民の理解を得るため、事業概要を示す方針。

 豪雨で約2200棟が浸水する住宅被害をもたらした砂川では、決壊地点の下流約7・2キロ区間が集中的に改良する国の河川激甚災害対策特別緊急事業の対象となっており、引堤工事もその一環。県は1982年から砂川の改修事業を進めており、新橋より下流は既に拡幅された区間がある。

 県河川課は「豪雨で事業の必要性がより高まっている。地元に情報を丁寧に伝え、協力をお願いしていきたい」としている。

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