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職人が本気で作る「ネコ家具」 高価でも国内外から注文続々

12/8(土) 14:30配信

sippo

人間用を42%に縮小

 猫用に作られた「ネコ家具」が話題を呼んでいます。家具の産地、福岡県大川市の熟練の職人たちが丹精込めて作っているものです。猫がソファでくつろぐ動画はYouTubeで62万回再生。猫用家具にしては、かなり高価ですが、海外からも注目され、すでにソファとベッドが50点ずつ売れたそうです。新作を加え、11月にはオシャレな街、東京・代官山で展示会も開かれました。その狙いとは……。

【写真特集】職人が本気で作ったネコ家具

 アンテイーク仕上げのソファ、赤い片肘のソファ、総無垢素材のベッド…。5つの新作を加え、展示会に出された7種類の「ネコ家具」はとても小さい。どれも人間用と同じ素材、同じ工程で作られた。確かな作りで、しかもオシャレだ。

「人間の家具を42%にリサイズしています。小さく作るのは難しいはずですが、これも職人の技術があるからこそできること。猫用だからといって、決して手は抜いていない。そこがウケたのかもしれませんね」

 そう話すのは、大川市インテリア課の石橋広通係長だ。大川市は480年の歴史がある日本有数の家具の産地。市の家具PRプロジェクト「職人MADE大川家具」の一環として、“わがままな動物の代表である猫”も満足させる家具、「ネコ家具」で、大川家具の品質を知ってもらおうと企画された。

PR動画で海外にも拡散

 まず、ソファ『サンタフェ』(広松木工)、ベッド『ラフイネ』(立野木材工芸)を作り、PR動画を流した。当初は販売の予定はなかったが、1カ月でホームページに30万回のアクセスがあり、予想外の反響に、昨年12月から販売を始めた。

 ソファ、ベッドともに、11万円(税別)する。それでも「国内だけでなく、シンガポールやアメリカ、台湾、フランス、ベルギー、中国など海外からも発注があり、それぞれ50本づつ売れました」。

 今年4月からは、このソファとベッドを「ふるさと納税」の返礼品にもした。その後、5つの工房を加え、10月からは7種類のソファやベッドを製造している。

 大川市には約300の家具関連工房があるが、「ネコ家具」は、市が全体のバランス等を考えて、この商品を猫用にと各工房に依頼したのだという。

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最終更新:12/8(土) 16:58
sippo

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