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還暦の主婦が突然、飲食店経営デビュー!日本最古級の映画館隣のカフェ

12/8(土) 11:01配信

食べログマガジン

日本最古級の映画館が、新潟県にあるのをご存じでしょうか? 近年リニューアルしたことにより映画ファンの間で話題になっているこの映画館の隣に、今年の春、カフェがオープンしました。開店後すぐに、映画を愛する人々の憩いの場となったこの店の仕掛け人は、飲食店経営未経験の60歳の女性。「なぜ突然カフェを?」そんな疑問と好奇心を抱いて、現地を訪れてみました。

ボランティアだった主婦が、映画館の隣にカフェをオープン!

新潟県上越市本町、北陸によく見られる雪よけの屋根・雁木造と町家が連なる商店街の一角に、1911年に開業した日本最古級の映画館「高田世界館」はあります。

2018年3月21日、「高田世界館」の隣に、町家カフェ「世界ノトナリ」が誕生。築約90年の町家を改装したレトロな雰囲気を生かした、落ち着いた温かな内装が魅力です。このお店を営むのは、それまで飲食店経営とまったく接点がなかった大久保喜和さん(60歳)と佐藤範子さん(49歳)の2人。

もともとは、「高田世界館」の常連客だった主婦の喜和さん。2009年ごろからNPO法人によって多くの名画がかけられるようになった「高田世界館」が大好きで、自宅から自転車に乗って通い詰めていた彼女は、いつの間にかボランティアとして働くようになります。そして、「軽食を楽しめるところは近くにないの?」という質問をたくさん受けるようになった喜和さんには、「高田世界館」のために、なにか自分ができないかという思いが生まれました。

走りだしたら止まらない!誰にも言わずに飲食店経営計画がスタート

喜和さんにとって、カフェはあくまで「行くもの」。まさか還暦を過ぎて「自分が経営する」なんて、想像もしていませんでした。

「飲食店を開くという考えは、最初は漠然としていたけれども、いざ始めようと一歩踏み出したら、事態も気持ちもどんどん前に進んでいきました」。喜和さんはお店を開くために、周辺の飲食店や「高田世界館」を運営しているNPOなどいろいろなところを回って、話を聞きはじめました。

前々からカフェで働きたいと言っていた友人の範子さんにも、「一緒にやらない?」と声をかけると、範子さんは二つ返事で「やりたい!」。走り出した2人は止まることなく、およそ1年半の準備期間を経て「世界ノトナリ」をオープン。飲食店経営の計画については、ほとんど誰にも言わなかったため、オープンの数カ月前に報告された喜和さんの娘は仰天したそうです。

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