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もうすぐクリスマス! ひげを白くする方法からトナカイの知識まで…… プロのサンタクロース志望者が通う学校とは

12/8(土) 12:14配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

一流のサンタクロースにとって、ただサンタクロースのように振舞うだけでは十分でない――サンタクロースに“なる“ことが、彼らを一流たらしめるのだ。

「サンタには、プロのサンタと赤いスーツを着た男の2種類がいるんです」

元離婚調停人で、現在はジョージア州アトランタで「ノーザン・ライツ・サンタ・アカデミー(Northern Lights Santa Academy)」を運営するサンタのリック(Rick)はVoxに語った。「わたしにとってその違いは、向上心があり、学び、道を究めようとする人とそうでない人です」

プロのサンタ志望者が学ぶサンタクロースの学校は、まさにそのためにあるのだと、Voxは報じている。

ノーザン・ライツ・サンタ・アカデミーでは、ミセス・クロース(サンタクロースの妻)などのトレーニングも行っているが、サンタの学校を運営しているのは、サンタのリックだけではない。サンタのエド(Ed)は2013年から「サンタクロース・コンサーバトリー(Santa Claus Conservatory)」を運営、2300人以上のサンタ志望者にオンラインのトレーニング・プログラムを提供してきた。料金は97~347ドル(約1万1000~3万900円)だ。

「サンタクロース・コンサーバトリーで、サンタのエドはひげを白くする方法やその手入れの仕方、検索エンジンの最適化の基本まで、サンタの全てに関するワークショップやセミナーを開催している」とVoxは書いている。

そして、Business Insiderが以前報じたように、「チャールズ・W・ハワード・サンタクロース・スクール(Charles W. Howard Santa Claus School)」には毎年、200人以上のサンタ志望者が集まり、3日間の授業に参加。聖ニコラウスの歴史からトナカイの習慣まで、サンタの全てを学ぶ。

ボストンで14年以上にわたってサンタクロースをしているサンタのジム(Jim)は、その役目を完璧に果たすため、複数のサンタクロースの学校に通ったとBusiness Insiderに語った。

「ぼく自身はすごくエネルギッシュだから、少し抑えめにやるんだ。絵本の朗読やキャロリング、手品をね」

そう語るサンタのジムは、ボストンのツリー点灯式の公式サンタを務める他、レッドソックスのクリスマスカードの表紙を飾っている。「多くの人が、サンタクロースはただその場に現れて、カウチに座って子どもたちをひざに乗せているだけだと思っているけど、ぼくがやっていることはそれ以上のことだよ」

サンタのジムにとって、サンタでいるということは、ネット世界で存在感を築き、最大で1年先のイベントの予定を入れ、1年を通じて働くことだ。中でも12月は、彼にとって一番忙しい季節だ。理由は言うまでもない。

だが、プロのサンタになるにはお金がかかる。サンタのジムは、スイスから750ドル(約8万5000円)をかけてひげを輸入し、400ドル(約4万5000円)のベルトを用意し、クリーニングには毎年300ドル(約3万4000円)以上をかけている。

ノーザン・ライツ・サンタクロース・アカデミーのサンタのリックは、一流のサンタなら1シーズンで最高2万5000ドル(約280万円)は稼げるが、旅費や宿泊代、衣服代でそのほとんどが消えてしまうのだとVoxに語った。質の高いサンタのコスチュームとアクセサリーは少なくとも1000ドル(約11万円)、人毛でできた“ひげセット“は1800~2500ドル(約20~28万円)はすると言う。

また、気の弱い人間にはサンタは務まらないとサンタのジムは語る。「スーツを着れば誰でもサンタになれます。でも、大半の人はなるべきではありません」「サンタの素質がなければダメだし、子ども好きでなければなりません」

そして、こう付け加えた。「パフォーマーでなければならないんです。サンタクロースはショーを披露するんですから」

[原文:Santa schools teach professional Santas how to whiten their beard and 'master the trade']

(翻訳、編集:山口佳美)

最終更新:12/8(土) 12:14
BUSINESS INSIDER JAPAN

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