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プレミアム商品券、4億8000万円分売れ残る 配慮が裏目に 大分県日田市

12/8(土) 10:10配信

西日本新聞

 大分県日田市のプレミアム(割増金)付き商品券(発行総額7億5千万円分)のうち、市内在住者向けが約4億8千万円分も売れ残り、9日から窓口での2次販売を始めることになった。前回(2015年)発行時に希望者が殺到した経験から今回は事前予約制にしたことや、中小店と大型店用を分けた設定が消費者には分かりにくく、「良かれ」との配慮が裏目に出たようだ。

 商品券は、日田商工会議所と日田地区商工会でつくる実行委員会が発行。市内在住者向け(1冊500円券23枚つづり、1万円)と市外在住者向け(同12枚つづり、5千円)があり、買い物が最大で20%お得になる。利用は市内に限られ、今のところ約380店舗で使えるが、市内在住者向けは11月末の引き換え終了時点で、6億9千万円分の発行に対し約7割が売れ残った。このため2次販売は予約なしの直接購入に改め、事前予約で買った人も再び購入できるようにした。

 実行委の担当者は、事前予約制や、中小店での利用を促そうとプレミアム率を大型店より厚くした設定が、消費者に浸透しなかった原因と分析。加えて準備期間の短さも挙げる。年末年始商戦向けに、事前予約と参加店の募集を同時に行わざるを得なかったという。

 ある主婦(63)は「どの店で使えるか分からないし、予約は面倒だったので買わなかった」と話す。昨年の水害に加え、今夏は猛暑で売り上げが伸び悩んだ商店街の関係者は「予想より低調だ」と残念がり2次販売に期待する。

 実行委は1日、利用できる店の一覧表を全世帯に配った。プレミアム分の1億円を補助する市の原田啓介市長は「事前予約が手間だという声も聞いた。直接購入で必要なときに必要な分、利用してほしい」と話す。

 2次販売は、9日は市役所本庁舎などで、10日以降(平日のみ)は日田商工会議所などで行う。時間は午前10時~午後4時。6千万円分発行した市外在住者向けは、市内の旅館など39カ所で販売中だ。使用期限は来年2月17日まで。日田商工会議所=0973(22)3184、日田地区商工会=0973(57)2976(いずれも平日のみ)。

最終更新:12/8(土) 12:55
西日本新聞

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