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アニメ監督・高畑勲さんしのぶ 唯一の実写「柳川堀割物語」上映、岡山

12/8(土) 18:49配信

山陽新聞デジタル

 岡山市出身で、4月に82歳で死去したアニメーション映画監督の高畑勲さんをしのび、高畑さんが手掛けた唯一の実写映画「柳川堀割物語」(1987年製作)の上映会が8日、岡山シティミュージアム(同市北区駅元町)で開かれた。

 岡山市芸術祭実行委、岡山映画鑑賞会などが主催。高畑さんと親交のあった同鑑賞会の真田明彦代表(61)は「世界中のアニメーターに影響を与えた、素晴らしい高畑作品に改めて触れてほしい」とあいさつした。

 映画は福岡県柳川市を舞台に汚染が進んだ水路網再生の活動を追ったドキュメンタリーで、高畑さんが監督、宮崎駿さんが製作を担った。奮闘する市民の姿や水辺の暮らしが、一部アニメーションを交えながら丹念に映し出され、ファンは作品の世界に浸っていた。

 2回の上映で計約150人が鑑賞。岡山市北区の女性(58)は「水路がよみがえる道のりが分かりやすく描かれ、丁寧な描写はアニメにも共通していると思った」と話していた。

 高畑さんは小学校から高校まで岡山市で過ごした。「アルプスの少女ハイジ」などテレビシリーズを手掛けた後、宮崎さんとスタジオジブリを設立。岡山空襲の体験を反映した「火垂(ほた)るの墓」や「かぐや姫の物語」などを生み、日本のアニメーション界を長年けん引した。

 岡山映画鑑賞会は来年2月24日にも、同作品の上映会を同ミュージアムで開く。

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