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「負けたら辞めるつもりだった」磐田・名波監督、残留も来季への明言は避ける「少し時間を」

12/8(土) 18:03配信

GOAL

J1参入プレーオフは8日に決定戦が行われ、ジュビロ磐田が東京ヴェルディを2-0で下してJ1残留を決めた。名波浩監督が試合後の会見でこの一戦に進退をかけていたことを明かした。

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立ち上がりから主導権を握った磐田は、41分に小川航基がPA内でGK上福元直人に倒されたとしてPKを獲得。これを小川航が自ら決めて先制点を奪った。後半も一貫してペースを崩さない磐田は80分に田口泰士の直接FKが決まり、残留をほぼ手中に。最後まで集中を切らさず、盤石の試合運びをした磐田が勝利し、執念のJ1残留を決めた。

試合後の会見で開口一番「今日は質問をなしということでお願いします」と言い放った名波監督。「その代わり皆さんが欲しているであろうことをすべて話すつもりでいるので」と残留に至る道のりを語っていった。

「今シーズンを振り返るなかで、皆さんも言ってましたけど、『(勝ち点)41というポイントで、こういう残留争いをしなきゃいけなかったのはちょっと不運でしたね』という声をいろんなところで聞きました。でも、僕はそういうふうには思っていない」

なぜならば「夏場に4試合連続で引き分けた時に、もう残留争いするぞというなかで、16位というものをちょっと見ながらやらなければならない状況だった」と振り返る。

そのうえでJ1参入プレーオフを戦うことは「十分に想定の範囲内だった」と明かし、「最悪のことを想定してメンバー構成なり、戦術を組んできたつもり」と、リスクマネジメントを図っていたことを強調した。

一方で「チームとして必要のない一試合だったのは確かですし、ましてあの最終節の残り30秒までは、我々が16位ではなくて、三つか四つ上の順位にいたはずなのに、そこに突き落とされたあの感覚というものは、おそらく個人的にも、それから選手たちも一生忘れないと思う」と続けた。

「僕が監督に就任して、山形の山岸にヘディングシュートを決められた」

名波監督にとってプレーオフは、苦い経験を味わった場でもある。2014年のJ1昇格プレーオフ準決勝。ヤマハスタジアム(磐田)にモンテディオ山形を迎えた磐田は、終了間際にGK山岸範宏にCKからヘディングシュートを叩き込まれた。監督就任初年度、意気揚々とJ1昇格を目指す磐田、そして名波監督にとっては辛すぎる展開であった。しかし、指揮官は「あんなものの何十倍、何百倍とそれを引きずったその後の日曜日、月曜日になったんじゃないか」と、今季最終節の川崎フロンターレ戦の敗戦にショックを受けたという。

それでも「それを踏まえると選手たちは今シーズン、連敗をしても、チーム状況が悪くても下を向かずに常に明るくやってくれたと思う。今の話でいくと、今週の切り替えというものも素晴らしかった」と、選手の姿勢を褒め称えた。

最後に「昨日の夕方5時、ナイターもつけていない真っ暗な状況でボールを蹴ってるベテラン選手、今日の朝8時半から(メンバーの)18人に入れなかった選手たちが自発的にボールを蹴っている姿を見て、こんなチーム負けるわけないと確信した」と名波監督。

「負けたら間違いなく辞めるつもりでいましたけど、来シーズン向けて正直今話せることはない。この1週間のせいで、選手との契約とかの問題でクラブにもちょっと迷惑かけるかもしれないんですけど、少し時間をもらえればいいかなと。このゲームに至った責任はすべて僕にあることは、事実なので。今現状そこまでしか話せないかなというところです」と締めくくった。

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最終更新:12/8(土) 19:22
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