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ソフトB内川“相棒”.378バット復活 08年に右打者歴代最高打率

12/8(土) 12:14配信

西日本スポーツ

 首位打者バットで原点回帰! 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(36)が7日、来季は自身初の首位打者に輝いた2008年モデルのバットを使うことを明かした。大阪市内でのミズノブランドアンバサダーズミーティングに参加。変化を求めながら通算2000安打を達成したが、離脱が相次いだここ2年にはじくじたる思いを抱く。不退転の覚悟で臨む19年。才能を開花させた“相棒”とともに輝きを放つ。

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 スーツに身を包んだ内川はバットクラフトマン(職人)を携え、入念にバットの感触を確認した。そして一つの決断を下した。来季の“相棒”に選んだのは、横浜(現DeNA)時代の2008年に右打者では歴代最高の打率3割7分8厘で首位打者に輝いた時に愛用したモデルだった。

 「いろいろ使ったけど、そろそろ落ち着いていいのかなと。安心できる物を使えば、結果に対しても納得できる」

 インスピレーションを得たのは、11月にミズノ社のスポーツ店で内川モデルとして市販されている08年仕様のバットを手にした時だった。今季使用した物よりも0・5インチ短い33・5インチ(約85センチ)ながら、重量は10グラムほど重い900~910グラム。芯は目で見ただけでも明らかに太いと分かった。「無駄なく(球を)つかまえられる」。10年前の感触をよみがえらせた。

 今までは結果を残しながらも常に変化を求めてきた。飛距離を求め、長尺バットに挑戦したこともある。それが変わった。「飛ばしたい思いがあったけど、自分に求められている結果は本塁打ではない。自分の特徴が何かを考えて決めた」。経験値を積み重ねた中、一度原点に立ち返ることを選んだ。

 世代交代の波を肌で感じている。「同世代がどんどん引退していく中で、来年はやらなきゃいけないと思う」。各球団で実績あるベテランが相次いでフィールドを去った。ホークスでも同い年の摂津が戦力外通告を受け、2歳下の本多が引退した。

 内川自身も今季は通算2000安打を達成したが、右膝痛などで戦列を離れた影響で71試合の出場にとどまり、73試合だった昨季に続いて納得できる成績を残せなかった。来季は2年契約の最終年。不退転の覚悟で臨む。

 ファーストミットにはオリジナリティーを求めた。親交の深い大相撲の幕内琴奨菊が所属する佐渡ケ嶽部屋の行司が書いた相撲字を基に「内川聖一」の刺しゅうを入れた。「自分だけの物。これを生かすも、殺すも自分次第」。プロ野球選手の実力を番付にした「日本野球界番付」で内川は今年の開幕前に横綱に昇進。その肩書に恥じぬように、自らをスターダムにのし上げたバットで“横綱”の打撃を呼び起こす。

西日本スポーツ

最終更新:12/8(土) 12:14
西日本スポーツ

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