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週1回水洗いで塩害防ぐ 特集・JAC Q400退役チャーターツアー(前編)

12/9(日) 0:08配信

Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)系旅行会社のジャルパックは、12月1日から2日間の旅程で、日本エアコミューター(JAC/JC)のボンバルディアQ400(DHC-8-Q400)型機の退役記念チャーターツアーを実施した。

【シミュレーターや機体見学も】

 Q400は、日本航空機製造YS-11型機の後継機として、2003年に日本で初めてJACが採用。全11機が導入され、高需要路線を中心に約15年間運航を続けた。プロペラ機でありながら、ジェット機並みの速度で飛行できるのが特徴で、北は新千歳、南は与論までの広範囲で活躍した。

 ツアー1日目は、ATRやサーブのシミュレーター見学と、格納庫内で搭乗機の見学に続き、パイロットや客室乗務員、整備士らによるトークショーやクイズ大会などが行われた。

 トークショーでは、社員の生の話が聞けることから退役ツアー恒例の人気企画になっており、Q400の酒井昌輝機長は、他社の同型機では追い風15ノットまでしか運用できないところ、JACのQ400は20ノットまで運用可能といった話が出るなど、さまざまな興味深い話で場を盛り上げた。

 客室乗務員の塩谷静佳さんは、JACの全機種に乗務することから、後方に乗降口があるATR機のエピソードや、アイランドホッピングルートで同じ乗客と何便も続けて一緒になることがよくあると話し、そのような乗客への2回目以降のあいさつでは「お帰りなさいませ」にしていることなどを話題にすると、会場は笑いに包まれた。

 JAC創業時のドルニエDo228型機からプロペラ機ひとすじで整備しているという、整備士の松尾知浩さんは、JACの機体は週に1回水洗いをして塩害による腐食を防いでいることや、Q400は製造時に防錆処理を特別オーダーで実施しているなど、機体を常に良い状態に保つ秘訣を語った。

 2日目はQ400に搭乗し、鹿児島から種子島へ向かう。そして、2006年まで使用された旧種子島空港のターミナルを訪れた。

(後編へつづく)

Masahiro SATO

最終更新:12/9(日) 0:08
Aviation Wire

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