ここから本文です

パイロットや指揮官も=広がる活躍の場―女性自衛官

12/9(日) 8:19配信

時事通信

 自衛隊では、女性活躍の拡大と人材の確保に向け配置制限の見直しが続けられ、現在ではほとんどの職域が女性に開放されている。

 初の戦闘機パイロットも誕生し、指揮官にも女性登用が増えている。

 防衛省によると、全自衛隊の定員に対する充足率は91.8%で、少子高齢化による人手不足が深刻化している。このため特に女性自衛官の募集に力を入れており、採用の割合は2015年度から10%を超える。全自衛官約23万人のうち女性は約6.5%の約1万5000人に達し、同省は30年までに9%以上、将来的には12%を目指す。

 女性の配置制限は1993年から段階的に撤廃。航空自衛隊では2015年に全ての制限がなくなり、今年8月には女性初の戦闘機パイロットも生まれた。ある空自幹部は「成績はトップクラスで技量も優秀。男性と比べても遜色は全くない」と太鼓判を押した。

 配置制限が残るのは、陸上自衛隊の特殊武器防護隊の一部と坑道中隊、海上自衛隊の潜水艦のみ。このうち、海自は潜水艦乗艦の配置制限撤廃を検討している。陸自で制限されている部分は、母性の保護として労働基準法でも制限されており、開放は困難だという。

 幹部登用も進み、今年3月には海自の護衛艦隊司令に初めて女性が就任した。ただ、現職の将官は2人にとどまる。担当者は「まだまだこれから増やしていかなければならない」と話している。 

最終更新:12/9(日) 16:45
時事通信

あなたにおすすめの記事