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任天堂の「ゲーム実況」許可で、日本のゲーム市場はどうなる?

12/9(日) 6:50配信

TOKYO MX

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。12月4日(火)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、IT起業家の関口舞さんが、人気を集めている「ゲーム実況」について語りました。

任天堂は、個人が同社の著作物を取り上げた動画や画像をインターネット上に投稿する際のガイドラインを発表しました。ユーザーが同社のゲームの動画などを投稿しても、「任天堂は著作権を主張しない」と発表したことで注目を集めています。この背景には、プレイヤーがゲームに解説を加える「ゲーム実況」などの動画作品が人気を集めるなか、各種アプリやYouTubeなどのサイトを通じて自社のソフトやゲーム機に触れる人口を広げたい狙いがあります。

◆任天堂の“神対応”はユーザーから高評価

今回の任天堂の発表について、関口さんは、次の3つの点がポイントになると述べます。

1.「ゲーム実況を公式に許可したこと」
2.「事前申請や審査が不要であること」
3.「収益化OKであること」

そして、「今回の任天堂の発表は、ネット上で“神対応”と言われている」とユーザーから高い評価を受けていることを紹介しました。また、ゲーム実況が人気を集めることで、日本のゲーム市場の活性化も期待できると語ります。

さらにゲーム実況の現状について、「ただ観るだけの“観客型”ではなく、“参加型”が人気を集めている」と言います。今後、参加型のゲーム実況が活性化することに伴い、「配信する人のハードルが下がり、ユーザーがどんどん増えていくのではないか」と予測しました。

◆ゲーム実況を中心にしたコミュニティも形成されるのでは

関口さんは、自身が注目しているという参加型のゲーム実況配信アプリ「Mirrativ」を紹介しました。このアプリは機材などが不要で、スマホ1つで画面に映る映像をそのままネット配信することができます。現在、これを使用するほとんどのユーザーが顔を出さず、画面と声のみで配信をしており、なかにはVTuber(バーチャルYouTuber)として配信する人もいるそうです。

このアプリでゲーム実況をしている人は、「友達の家で一緒にゲームをしているような感覚」を持つことができ、誰でも気軽に楽しめることが人気に拍車をかけていると語ります。そして次のようなことが生まれる期待感を示しました。

「学校や会社ではない、ゲーム実況を中心にした新しいコミュニティが形成されていくのでは」

国際ジャーナリストのケビン・クローンさんは、世界的に数億人規模のマーケートになっている「eスポーツ」が、日本ではようやく今頃になって注目されるようになってきたと語り、日本の新しいものに対する疎さを指摘します。そして、「日本も新しいビジネスモデルに対して合わせていかないと」と意見を述べました。

弁護士の山岸久朗さんは、「これまでゲーム実況はグレーゾーンだった」と語ります。山岸さんによると著作権などの観点から、ゲーム実況は法律的には曖昧な部分が多かったそうです。しかし今回、任天堂が他社に先駆けてガイドラインを発表したことを「新しい」と評価し、次のように期待を込めていました。

「これによってゲーム市場は活性化して、みんながWin-Winになる」

最終更新:12/9(日) 6:50
TOKYO MX

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