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[大弦小弦]締め切りが迫るというのは実に嫌なものだ。でも…

12/9(日) 8:40配信

沖縄タイムス

 締め切りが迫るというのは実に嫌なものだ。でも期限があるからこそ、人は一心に物事に取り組める

▼例えば語学の検定試験。「外国語を習得したい」と漫然と勉強するより、試験日が決まっているほうが熱が入るのは当然だ

▼県しまくとぅば普及センターが来年2月に実施する「しまくとぅばプレ検定」は知りたい、話したいと思いながらも、具体的目標のなかった人にとってうれしい試み。担当者によると発表後、小学生から高齢者まで幅広い年代層からの問い合わせがあるという

▼沖縄芝居で使われるうちなーぐちの響きに感じ入ったのは琉球歌劇「泊阿嘉」ラストの「連ね」という心地よいリズムの長ぜりふを聴いた時。そこだけでも覚えたいと台本をコピーし暗記しようとしたが、根気がなく途中で断念。当時「連ね検定」でもあれば、と悔やまれてならない

▼今回のプレ検定は中南部言葉編。各地で異なるしまくとぅばのどれを正解とするのか、表記はどうするのかなど課題も多そう。だが「しまくとぅばは難しい」と尻込みしている人がチャレンジする契機になる

▼「泊阿嘉」中のせりふを借りて言うならば「なしば何事んなる業(わじゃ)どぅやしが、ならんてい諦らめる人ぬ恨みしゃ(成せば何事も実現できるのに、駄目だと諦める人が恨めしい)」。多くの人の挑戦を期待する。(玉城淳)

最終更新:12/10(月) 17:15
沖縄タイムス

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