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「裸の大将」沖縄を描く 1960年来沖の山下清 亀甲墓やソテツをペン画で

12/9(日) 8:55配信

沖縄タイムス

 「放浪の画家」として人気のある山下清(1922~71年)が、沖縄の亀甲墓を描いたペン画を、那覇市の画廊サエラ代表の松岡勇さんがこのほど入手した。制作年は不明だが、山下は60年4月、講演や展覧会のために来沖しており、その際に見た風景を描いたものと推測される。沖縄の風景と特定される山下作品は少なく、貴重といえそうだ。

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 縦24センチ、横27センチの色紙に黒のペンで、亀甲墓と、ヤシやソテツなどの南国の植物が描かれ、右上に「那覇の墓 山下清」と署名がある。

 山下が来沖した60年は、映画「裸の大将」ですでに有名になっており、展覧会も盛況だったことが当時の「沖縄タイムス」から分かる。4月24日付の本紙夕刊に掲載されたインタビューで「東京に帰ったら沖縄の赤いカワラ屋根をかきたい」と語っており、この時に沖縄で見た風景をもとに制作された可能性が高い。

 東京で作品に出合った松岡さんは、山下の精神性がにじみ出た作品に感銘を受け、「ここで手に入れなければ二度と沖縄に行くことはないかもしれない」と、入手を決めた。「この貴重な作品をぜひ沖縄にとどめておきたい」と話した。問い合わせは同画廊、電話098(863)0727。

最終更新:12/9(日) 8:55
沖縄タイムス

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