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中国企業「好待遇」の戦略 日本の“あたりまえ”に一石

2018/12/11(火) 17:10配信

MBSニュース

少子高齢化が進み人手不足が深刻化しているいま、さらにその動きを加速させるようなことが起きています。日本に進出してきた中国企業が、待遇の良さで日本人を取り込もうとしているのです。給料がいいのは当たり前で、無料の社員食堂や会社持ちでの豪華海外旅行まで。好待遇で日本人を“ゲット”している中国企業の戦略を取材しました。

求人に“年齢制限なし” 決め手は“高い給料”

大阪市内にある、壁に大きなクマの絵が描かれたビル。ここは商社の「大熊物産」。設立は2014年で、社員は日本人と中国人を合わせて約40人(日本人15人)。社長は中国人です。中国人に人気のある日本製の化粧品や日用品、薬などを中国向けに輸出しています。商品の仕入れを担当するのは、ほとんどが経験豊富な日本人バイヤーで大熊物産への転職組です。ベテランぞろいのこの会社、求人では年齢制限を設けていないそうです。2人にお話を聞きました。

Q.こちらに転職してきた?
「そうです。今年の1月」(日本人バイヤー)
Q.決め手になったのは?
「やはり給料が高かった。よそに比べて」
Q.間違いないですか?
「間違いないです」

Q.前職は?
「某大手ドラッグストアチェーンで10年以上働いていました」(日本人バイヤー)
Q.この会社ではそのスキルを生かして?
「そういうことですね。店舗に入っているころから、海外の方とやり取りしていたので」
Q.待遇面はいかがですか?
「よくしてもらっていると思います」
Q.満足ですか?
「家族を養っていける程度は、全然余裕だと思います」

日本の流通を熟知した日本人バイヤーが商品を仕入れますが、中国の顧客とやりとりして仕入れる商品を決めているのは、新卒採用された若手中国人社員たちです。若手社員にも給料について聞いてみると…

Q.日本企業でも就職活動をして、お給料は全然違いますか?
「こっちの方が少し高いと思います。よかったです」(新卒の中国人社員)

「日本企業では新卒だと月給が18万円程度ですが、我が社では月給24万円にしています。そこからさらに毎年、月給が2万円ずつ上がるようにしています」(大熊物産 陳竹林社長)

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最終更新:2018/12/11(火) 17:10
MBSニュース

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