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人気アーティスト SKY-HI、avexを動かした「仕事の顔」

2018/12/12(水) 11:07配信

BuzzFeed Japan

レコード会社「avex」と契約するラッパー・SKY-HI。

人気パフォーマンスグループ「AAA」の日高光啓としての仕事もこなす傍ら、自身もチームマネジメントに関わり、日々、働き方について考えている。

【写真】最近のスタートアップの記事、サムネ画像がアー写感すごいんだけど

そんなSKY-HIに、仕事論について聞いてきた。
【BuzzFeed / 吉田雄弥】

メジャーデビューすることに意味があった時代

ーーSKY-HIさんはavexでAAAの活動をしながら、非公認でSKY-HIとしても1人で活動していました。2013年にavexからデビューする前はどのように見られていたんですか?

SKY-HI:どうもなにも、avexはなにも知らなかったと思います。

大学への進学が決まったタイミングで一人暮らしを始めて、AAAが始まっても変わらず曲作って、クラブに通ってラップしているだけでした。

俺は「(SKY-HIとして)売れるなー」と思ってやってたけれど、趣味程度に思われていたんじゃないかな。

ーー当時から、SKY-HIとしての活動をavexに認めさせる気持ちだったんですか?

SKY-HI:全然なかった。ただ、7~8年前(SKY-HIとして活動を始めた時期)はまだ、メジャーレーベルからCDを出すことの意味合いが大きく感じられる時代だったんだよね

ーー今とは状況が違いますね。

SKY-HI:ラジオヒットとかもあった時代だし、何よりヒップホップアーティストのメジャーリリースが本当になかった。

あと、当時はラッパーの価値観も変わってきていて、「売れる」ことが一番カッコいいとされていた。

そういう時代だったのに、メジャーリリースしているラッパーが本当にいなかったし、ツアーを回れるラッパーもいなかったもん。

クレさん(KREVA)とリップ(RIP SLYME)くらいじゃないかな。

ーー深夜のクラブでのライブが主流で、昼間にライブが観れる機会も、今に比べると少なかったですよね。

SKY-HI:うん。その中で一番面白いと思った挑戦が、メジャーと呼ばれるフィールドでラップをやることだと思ったんですよね。

真っ先にメジャーでやりたいって思った。

ーーメジャーデビューにこだわっていたわけじゃないんですね。

SKY-HI:その時代の中でなにが一番、センセーショナルに映るか。

簡単な言葉で言うと、なにが一番、自分の可能性を大きくできるかってことだと思います。

ーーラッパーがメジャーデビューすることが珍しかったからこそ、SKY-HYとして売れることにつながるだろうと。

SKY-HI:その読みはありましたね。

ただ、その時はすでにavexと10年近い付き合いがあって、SKY-HIを別のレーベルでやれるほど薄情なことはできなかった。

だったらavexの人に「何かリリースしろ」って言ってもらえる状況にするしかないなって。

SKY-HI:当時、ラッパーがしゃべっている姿を見る機会って本当になかった。でもラッパーって面白い人が多いし、フットワークも軽いから簡単に見せられる。

だからアルバムをリリースする前に、ラッパーたちの制作過程を映像にして発表していったら、センセーショナルに映るであろうと踏みました。

ーー企画を持ち込むって、なにをどうやって持ち込んだんですか?

SKY-HI:Wordですよ。

ーーSKY-HIさん、Word使うんですね!

SKY-HI:うん、Wordでまとめた。

ーー「こういうCDを出したいです」みたいな感じですか?

SKY-HI:そうですね。企画書は曲を作るのと一緒でした。

「今から何を伝えようとしているか」を頭でドンって言って、次に何が面白いかを言って、最後に具体的にどんなことをするか説明するっていう。

フックがあって、バースがあるみたいな。

企画書は曲だね。しかもサビスタートの。

ーー最初に分かりやすく入ってくるのがいいですね。

SKY-HI:イントロ短めですぐサビにいった方がいいよね。

ピート・ロック(アメリカのビートメイカー)も言ってましたよ。

「キャッチーというのは、フックにいくまでの秒数をいかに短くするかということだ」って。

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最終更新:2018/12/12(水) 11:07
BuzzFeed Japan

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