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【帰省と「乗りもの」】自宅駐車場でガス欠も 減り続けるGS、年末年始に注意が必要な「給油」

2018/12/15(土) 10:47配信

乗りものニュース

250km以上、給油できない場合も

 クルマの給油タイミングについて、「給油ランプが点灯したとき」がひとつの目安になりますが、「それでは遅い」という状況になりやすくなっています。

【表】「燃費のいいクルマ」ベスト10

 いま、ガソリンスタンドの数は減り続けており、2017年度末時点で3万747店と、ピークだった1994(平成6)年度からほぼ半減しました。

 経済産業省によると、都市部ではセルフ化による施設の大型化などでガソリンスタンドの集約、統合が進んでおり、減少率も大きいとのこと。一方、ガソリンの販売量が相対的に少ない地方では、老朽化したスタンド設備の更新が難しいことや経営者の高齢化、後継者不足にともない突如、ガソリンスタンドがなくなることがあるそうで、2017年度末時点でスタンドが3か所以下しかない自治体は、全国で312にも上っています。

 高速道路も例外でなく、SA・PAでは近年、ガソリンスタンドの撤退が相次いでいるほか、新しく開通した路線では採算性の課題からガソリンスタンドが設置されない場合も多く、150km以上もガソリンスタンドがない「空白区間」が全国的に存在します。

 たとえば北海道の高速道路では、ガソリンスタンドがあるSA・PAは4か所のみ。そのうち24時間営業なのは、道央道の輪厚(わっつ)PA(北広島市)だけです。20時から8時までは、たとえば道央道の函館側からだと、大沼公園IC(森町)から輪厚PAまで、250km以上にわたり給油できません。

点灯してからじゃ遅い? 実際、給油ランプ点灯からどれぐらい走れるのか

 運転席の給油ランプが点灯するタイミングは、ホンダによると、車種ごとに異なるものの、基本的には点灯してからも「(高速道路で)ひとつ先のSAまで走って給油ができる」という考え方で設定されているとのこと。ただし前述のとおり、近年は150km以上もガソリンスタンドがない区間も生じているので、つぎの給油ポイントまでたどりつけるとは限らなくなっているといいます。

 ダイハツではどの車種も、残量がおおよそ15%前後になった時点で点灯するとのこと。燃料タンク容量が28Lの軽自動車「ミラ イース」で単純計算すると、カタログ上の燃費(WLTCモード)は25.0km/Lで、給油ランプ点灯時の燃料残量は約4.2Lとなるので、航続可能距離は105km(2WD車の場合)。なお実際には、2WD車より燃費が悪くなる4WD車では点灯タイミングを若干早めるなど、その車種の燃費やタンク容量を考慮して決めているといいます。

 マツダの場合は、ほとんどの車種において一律で、残量が9L前後になったら給油ランプが点灯。現行ラインアップで同社の最大車種である「CX-8」は、カタログ上の燃費(WLTCモード)が15.4km/L。9Lでの航続可能距離は、単純計算で138.6kmです(4WD、ディーゼル車の場合)。

 このように、先述した道央道の大沼公園ICから輪厚PAまでの250kmはいうまでもなく、全国の高速道路に150km以上の「GS空白区間」が点在する現在、クルマの燃費性能が向上しているとはいえ、「ランプが点灯したら給油」では遅いことが十分にあり得るのです。

 途中のICで外に出て、一般道のガソリンスタンドを使うにしても、通常は高速道路の料金が通しで走るより高くなりますし、夜間や年末年始は、一般道のガソリンスタンドも営業していない場合があります。

 なおNEXCOでは「燃料切れ対策」として、一部のICでいったん一般道へ降り、指定のガソリンスタンドで給油してから再び高速道路に入っても料金が変わらないよう調整する「路外給油サービス」を導入していますが、ETC車限定だったり、一般道の指定ガソリンスタンドも常に営業しているわけではなかったりするので注意が必要。2018年度の年末年始、「路外給油サービス」の対象ICは以下の通りです。

・十勝清水IC(道東道、北海道)
・十和田IC(東北道、秋田県)
・新津IC(磐越道、新潟県)
・福光IC(東海北陸道、富山県)

 なお、先述した各車の航続可能距離は、あくまで単純計算であり、実際に走れる距離はこれより短くなる可能性があります。

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最終更新:2018/12/17(月) 18:13
乗りものニュース

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