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初出場長崎商の“弾丸少女” 広中旋風起こす 全国高校駅伝23日号砲

2018/12/15(土) 11:55配信

西日本スポーツ

 都大路の風になる。男子第69回、女子第30回全国高校駅伝は23日、京都市の西京極陸上競技場を発着点とする男子7区間(42.195キロ)、女子5区間(21.0975キロ)で争われる。長崎商は3年のエース広中璃梨佳(りりか)が引っ張り、悲願の都大路初出場を決めた。都道府県対抗女子駅伝の4区の区間記録を持つ広中に注目が集まりそうだ。昨年5位の筑紫女学園(福岡)は3年連続の入賞が懸かる。絶対的エースはいないが、一丸で上位を目指す。

【写真】6位で北九州地区代表を逃し涙を流す諫早の選手

 すっかりトレードマークとなった青紫のキャップをかぶった弾丸少女が師走の都大路を駆け抜ける。「3年間全国高校駅伝出場を目標にやってきた」と広中は悲願だった都大路へ思いをはせた。

■3年間の集大成へ

 まさに有言実行だ。中学時代から実力は注目されていたが「県の駅伝で優勝するために、それに懸けてこの学校に来た」と強い意志を持って長崎商へ進学。1、2年時は2位で悔しさを味わい、昨年は実際に京都に全国大会を見に行って「来年こそ」の気持ちをさらに高くした。

 今年の長崎大会ではエースの広中が1区(6キロ)で区間記録を15秒も塗り替え、2位に1分46秒差をつける快走を披露。23連覇中だった諫早を破り、初の優勝に導いた。広中の都大路への思いはチームメートにも伝わった。「みんなで苦しい練習を乗り越えた結果」。広中は仲間との絆を強調する。

 全国高校駅伝こそ初舞台だが、センセーショナルな走りで広中の名前を全国区にしたのも京都だ。今年1月まで4年連続で出場した都道府県対抗女子駅伝では、桜が原中3年時から3年連続区間賞を記録した。中3では3区(3キロ)で10人、高1では4区(4キロ)で11人をごぼう抜き。7人を抜いた今年は同区間の区間記録を更新し、3位に入った長崎県チームの原動力に。その弾丸のような走りは全国のファンに強烈なインパクトを残した。「前に人がいると抜きたくなる」と笑う18歳が初の都大路でどんな走りを見せるか注目が集まる。

 今年は日の丸をつけて国際大会も経験した。アジアジュニアでは1500メートルで優勝。U-20(20歳以下)世界選手権は1500メートルで11位だった。「外国人選手は体格が違ってスピードがあった。ついて行こうとしても追いつかなかった」。世界に向けては外国人勢に競り負けないスピード強化が今後の課題だ。

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最終更新:2018/12/15(土) 11:55
西日本スポーツ

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