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LiSA 挫折だらけの半生とアニソンを通して知った「愛される」意味

2018/12/16(日) 10:01配信

BuzzFeed Japan

ライブが終わった後の日本武道館は演出のスモークと多幸感で満ちていた。この場所では何度もライブを見ている。けれど、どのライブ後にも感じたことのない感情だった。

それはアーティストLiSAが生み出したものだった。

アニソンとロック、両方のファンを魅了する稀有なアーティストである彼女に聞きたいことがあった。

なぜ、あなたのライブは人を幸せにするのだろうか。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

音楽の女神にフラれ続けた半生

ソロとして初のシングルは人気アニメ『Fate/Zero』のタイアップ。デビューから3年で日本武道館公演。その後、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナでライブを行い、ロックフェスにも出演と、活躍の場はアニメだけに止まらない。

LiSAの軌跡は、まさにシンデレラストーリーと言える。

けれど過去を振り返れば、挫折、挫折、挫折。「音楽の女神」にずっと、フラれ続けてきた半生だった。

ミュージカルの学校に通い、歌が大好きだった小学生時代。SPEEDに憧れ、ダンススクールのオーディションを受け、合格した。

スクールは親元から離れ、遠方に行く本格的なもの。

「母親に『本気でやりたいんだったら、ちゃんとやっていらっしゃい』と言ってもらい、ホームステイみたいな感じで。違う土地で生活するのは楽しそうって感覚がありました」

スクールがある土地の学校に通い、放課後は歌とダンスを学ぶ。自分のやりたいことがやれる日々は楽しかったし、プロのミュージシャンを目指す毎日は輝いていた。

けれど中学2年生の頃、あることに気づいてしまう。

「スクールでは定期的に歌披露の機会があって、そこでレーベルの目に留まるとデビューできるんです。その時に見てもらっているものが自分の音楽ではなく、商品価値があるかなんだと気づいて。何のために頑張っているんだろうと一気に冷めてしまって」

周囲のレベルの高さに、デビューが厳しいと感じている自分もいた。結局、母に「芸能界は諦める」と約束して、岐阜に戻ってきた。

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最終更新:2018/12/18(火) 11:20
BuzzFeed Japan

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