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人間の健康のために力を尽くす悪魔のメッセージ 「日本の医療は危機に瀕しているぞ」

2018/12/17(月) 7:02配信

BuzzFeed Japan

”知り合い”の経験から 子どもの親御さんにも伝える必要

ーー今回、上手な医療のかかり方を伝える大事な対象の一つに、小さなお子さんを育てる親御さんがいますね。急病の時に早く病院にかからないと大変なことが起きるんじゃないかしらと不安になって夜中に駆け込むのが課題の一つです。

まさに「上手な医療のかかり方」を伝えた方がいい対象だ。例えば、子どもが夜中に熱とかどこか腫れているとか、湿疹が出ていることがあった場合、みんな「どうすればいいんだろう!」って育児経験のない若い両親はおろおろ思うだろう。

知り合いの話を聞くにつけても、そういう時に電話をしたことがある、と。どこに電話をしたかというと、車で15分ほどで到着する大きな病院、複数に電話をかけて、「この時間でも時間外外来をやっていますか?」「今から行って診てもらえますか?」という質問を夜中の大病院に直に聞いた、と。

この急病かな?という場合、今すぐ受診すべきか、明日の朝まで様子を見てもいいのかなどを医療者に聞ける「#8000(子ども医療電話相談事業)」を知っていれば、そんなことをしなくてもよいわけだ。

ーーお知り合いは知らなかったから、慌ててそうしちゃったんでしょうね。

まあ知らなければそうなるのだろうね。その時には結局子どもを連れて行って「診てください」となったそうだが、軽症だったし、「もし#8000を知っていたら、家で様子をみていたかもしれません」ということであった。

また、「病院に電話をかけて出た人も、症状は聞いてくれましたが、自分では判断できないような人だったので、とりあえず診せに来て下さいと指示されました」と。

でももし、ある程度専門知識のある人が受け答えをしていたら、「その状態でしたら、ゆっくり明日まで寝かせて置いて、午前9時になったら近くのお医者さんに連れていって下さい」というような指導ができたかもしれない、というまさに「どんぴしゃ」の事例だね。

ーーやはり、#8000など上手な医療のかかり方は必要なのでしょうか。

無論。おそらく、その時に診てくれた当直の救急担当の医師は、必ずしも自分の専門分野でない子どもを診ているかもしれないし、右往左往いろんな人を診て忙しくしているところに受診したことになっていたはずだ。

もし上手に判断できていれば、その先生の負担も軽減できたはずだし、夜中にわざわざ車に乗って病院に行く必要もなかったし、時間外診療の高い費用も支払わずに済んだかもしれない。

電話に出た人は医師ではないが、電話番は主たる任務ではない。他のことをやる時間を削って、電話対応をしなければならなかった。その結果いろんなところに負担がかかっているわけだ。

ーーちょっと知識を持つだけで、違う対応ができたかもしれない。

大きく違う結果だったであろうね。その1人の電話対応をしていたことで、もしかしたら誰かの血圧を測らなくちゃならなかったのを忘れて、測ってもらえなかった患者があとで大変なことになっていたかもしれないしね。

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最終更新:2018/12/17(月) 7:02
BuzzFeed Japan

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