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「盛り上がりすぎたので急きょメディアに公開」 タカラトミーの“社内”ゾイドコンテストが自由にもほどがあった

2018/12/18(火) 14:04配信

ねとらぼ

 タカラトミー社内で現在展示されている「ゾイドコンテスト」がいろいろすごいらしい。グループ社員による社内コンテストながら、集まった作品数は実に200点以上。もともと一般公開はしておらず、仕事などでオフィスを訪れた人にしか公開していなかったが、あまりにも盛り上がってしまったので、急きょメディアに向けて公開することにしたのだという。

【画像:展示作品を一気に見る】

 ということで、立石のタカラトミー本社まで見に行ってきたのがこの記事です。レポートは元模型雑誌編集者で、ライターのしげるさんにお願いしてみました。

「もったいないから社内の模型コンテストをメディア向けに公開します」って普通やる?

 2018年の6月から、タカラトミーが展開しているゾイドシリーズの新作「ゾイドワイルド」。およそ12年ぶりとなるゾイドの新製品として登場し、従来の1/72スケールから1/35スケールへのサイズ変更や、ランナーに部品がくっついたプラモデル形式ではなく、バラバラに箱に入っている部品を「発掘」して組み立てるプロセスへの変更など、旧シリーズからの大きな変化があった。

 この「ゾイドワイルド」、実際なかなか好調らしい。確かに発売当初は店頭在庫の売り切れが続出したり、クリスマスおもちゃ見本市2018では「おもちゃ屋さんが選んだクリスマスにおすすめのおもちゃ」ランキングでワイルドライガーが男児向け玩具第3位にランクインしたりしている。だからというわけでもないだろうけど、タカラトミーでは「ゾイドのキットを使った社員の作品コンペ」を開催したとのこと。当然ながら参加者は全員タカラトミーの社員とその家族のみ。しかしそのコンペが思いの外盛り上がっちゃったので「俺の私のゾイドコンテスト」としてメディアに向けて作品を公開するらしい。

 確かに、模型メーカーなどで社内のプラモデルコンテスト的なことをやる会社はある。しかし、大体そういうのって結果が会社のブログに載ったりする程度である。「案外たくさん応募があったし、もったいないから社内の模型コンテストをメディア向けに公開します」って、聞いたことがない。どういうことなんだろう……?

 というわけで立石のタカラトミー本社にお邪魔してきたわけですが、

 いや、多くね?

 垂れ幕、でかくね?

 あと普通、垂れ幕2種類も作らなくね?

 もう作品が展示されているエントランス周辺がゾイド一色。床もゾイドだし、入り口の横ではおもちゃショーとかでもおなじみのデカいギルラプターがお出迎えだ。エントリー総数は200点以上だし、フロアマップまである。

 ちなみにこのイベント、一応コンテストなので人気投票があり、会場の隅には投票箱が置かれている。投票するのはタカラトミー社員と、仕事などで来社したお客さんたち。作品を作ったのも社員なら投票するのも社員なので、「気を遣って上司に投票してしまう」「会社の上層部の人が参加している(具体的には言えないレベルのマジで偉い人も参加しているらしい)のでいろいろ忖度してしまう」みたいな事態を防ぐためか、展示作品は全て作者名が伏せられている。正真正銘のガチンコだ。

 で、肝心の展示されている作品なんですが、

 「ゾイドもゾイドなんだけど、横のお前はアニアの"ブルー"だろ!」と声をかけたくなるようなジュラシックなやつとか、

 Zナイトに「屍って言うな!」って叫ばせるのずるいでしょっていうやつとか、

 ワンカップとウコンの力と焼き鳥をくくりつけられてしまったトリケラドゴスとか、

 スコーピアが天ぷらにされたりとか、酒に漬けられたりとか、

 ゴリラがいじられがちだったりとか、

 パンとか、

 美川憲一とか……。

 いや……なんというか、自由だな……。

 美川憲一とか天ぷらとかだけではなく、模型的にしっかり作ってあるものも。「なんでこうなったのか」が分かりやすいので、ゾイドの天ぷらや美川憲一ゾイドの後に見ると安心しますね。

 後はナックルコングがこちらの言葉に反応したり、音楽が流れて踊ったりする作品も。この辺の「動いて音が出る」みたいなギミックに凝る感じは、さすがにおもちゃ屋さんの社員の作品だな~!

 「ゾイドワイルド」の企画開発担当である平位俊雄さんによれば、今回の社内コンテストの前に、ゾイド担当チームだけのゲリラ的コンテストがあったとのこと。それが案外盛り上がったため「じゃあ次は全社で……」ということで今回のイベントにつながったという。

 そもそも、「ゾイドワイルド」自体が展開から半年経過し、開発チームにはこの先は「改造すること」の面白さを伝えていきたいという考えがあった。買ってきただけでも「発掘→復元→本能解放(各ゾイド固有の必殺技が出る)」というプロセスを楽しめる「ゾイドワイルド」だが、さらにユーザー個人個人が自分の想像や妄想をぶつけるという遊びを楽しんでほしい……という、次のフェーズに入りたいという構えである。じゃあ取りあえず、まずは社内で実際にそれをやってみましょう、というのが今回のコンテストだったわけである。突発的に勢いで開催したのかな……と思いきや、まあまあ真面目に「ゾイドワイルド」の今後の展開を見据えたイベントだったのだ。

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最終更新:2018/12/18(火) 21:36
ねとらぼ

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