ここから本文です

DAZNマネーをどう使うべきか? 今こそ考えるべき2100億円の10年運用。

2018/12/18(火) 11:51配信

VICTORY

DAZNとの放映権契約により、Jリーグは莫大な金額を手にすることになった。しかし、これで「10年安泰」と胡坐をかいている場合ではない。今こそ、そのカネの使い道を考えるべきである。

放映権料は「10年間」という期間限定

 10年間で約2100億円である。Jリーグが2017年から手にする放映権料のことだ。イギリスの動画配信大手『パフォーム・グループ』の擁するストリーミングサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』と大型契約を締結。減収の危機に直面し、資金調達の必要に迫られた数年前の苦境がウソのようだ。

 これによって、Jクラブへの「均等配分金」が増額された。J1が1億8000万円から3億5000万円、J2が1億円から1億5000万円、J3が1500万円から3000万円となる。J2以外は倍増だ。

 J1の賞金総額も3億5000万円から4億8000万円へ。1位が3億円、2位が1億2000万円、3位が6000万円に増額される。また、成績に応じて支給される「強化配分金」(注・ACLの出場に絡む1位から4位までが対象)や「降格救済金」(注・降格した場合、翌1年間は前カテゴリーの配分金の80%が保証される)が創設されている。

 村井満チェアマンによれば「クラブの財政基盤をある程度、安定させる」狙いだ。それ自体は、大変喜ばしいことだが、増額の元手となる放映権料は「10年間」という期間限定である。果たして、10年後、それが増えるのか、それとも減るのか。額が大きい分、リスクもまた大きい。どちらへ転ぶか、まさに天国と地獄である。

 仮にDAZNが手を引いた場合、これだけの金額を払える企業が現れるのかどうか。そもそも、10年後のJリーグにそれだけの価値があればDAZNが契約の更新を考えるだろう。複数の媒体へほぼ均等に放映権料を売るリスク分散型ではないから、契約が打ち切られた場合のダメージが大きい。ともかく「次」があるかどうかは、これからの10年で決まるわけだ。

1/2ページ

最終更新:2018/12/18(火) 11:51
VICTORY

スポーツナビ サッカー情報

海外サッカー 日本人選手出場試合

あなたにおすすめの記事